今までに手がけた主なブロンズ像の修理&メンテナンス
- ◆ 重要文化財 薬師寺月光菩薩像 （奈良県）
- ◆ 西郷隆盛像（東京都 上野）写真右 作業中写真詳細はこちら
- ◆ 女性立像 グレコ作 （岡山県）
- ◆ 姉弟像 マンズー作 （神奈川県）
- ◆ 洗濯女立像＆坐像 ルノアール作 （静岡県）
- ◆ 平和都市宣言像 （東京都 大田区）
- ◆ 日動庭園美術館 全ブロンズ像 （笠間市）
- その他多数、様々なブロンズ像を修復、メンテナンスしています｡
ブロンズ像のお色直し
街のシンボル 傷んだり汚れたりしていませんか？
市民の憩う公園や駅前、町の名所にシンボリックに立つブロンズ像は、長年風雨にさらされ、排気ガスや鳥の糞、酸性雨の影響を受けて、完成時の状況から見るとかなり傷んでいます｡
保護膜が剥がれたまま放置しますと、酸化が銅の内部に浸透し修理は難しくなります｡高価で貴重な文化財のメンテナンスは、ひどくならないうちに行うことが大切です｡
ブロンズ像のお手入れは、経験を積み、技術を持つ大塚美術をご用命ください｡ご相談、ご説明に応じます｡
事例1 2022年 ロダン作ブロンズ像修復例
修復前
修復後
修復前
修復後
修復前
修復後
修復前
修復後
事例2 2022年 施主の依頼によりエージング仕上げ修復例
修復前
修復後事例3 2022年 足首損傷後の色直し修復例
修復前
修復後2020年 「鳥」像 色直し修復作業
修復前
修復後
修復前
修復後
2021年 笠間日動美術館 小坂圭二作ブロンズ像修復作業
修復前
修復後2021年 笠間日動美術館 ブロンズ胸像2体 色直し修復作業
修復前
修復後
修復前
修復後
修復前
修復後2013年 静岡県 鉄錆が緑青を浸蝕してしまっているため、銅地肌まで出して初期の状態から修復した例
修復前
鉄錆を除去、銅地肌を出す
下地に緑青をふかす
全体に緑青を塗布
保存処置作業後
2016年 埼玉県 蕨市 近くに水路があり、湿気で変色が進んでいた像を修復
2016年 広島県 下蒲刈島 海とみかんの香りのする、自然の美しい島にて
2015年 静岡県
金箔が剥げ、足元のピンホールから緑青が出てきている状態
ピンホール修復後色直し
2014年 仙台市 東北大学
和風総本家「日本の再生職人」2015年 TV放送されました。
2014年 埼玉県 足元から割れ、倒されていた立像の修復
割れ口からボルトを挿入し像を立たせる処置を施す
像を立たせ、ボルトで固定。
像全体に色直しを施して終了
割口からボルトが見える状態
割れ口を溶接
修復後の足元の状態2014年 佐賀県 神崎駅前 卑弥呼像
2013年 東京都品川区
2013年 静岡県
修復前
修復後2011年 埼玉県
修復前
修復後2012年 大田区 聖火リレー像 修復
鉄芯錆が表面に出ている
ブロンズ用パテで補修
修正後、緑青を塗布
像全体に保存処置を施す2009年 大田区 平和島公園 「愛し子」像 メンテナンス修復
修復前
着色作業後
保存処置作業後
足場解体作業中2012年 東京都 （詳しく見る）
2012年 東京都 （詳しく見る）
2010年 沖縄県 久米島 （詳しく見る）
作業前
修復後
銘板作業前
銘板修復後2010年 福島県 郡山 （詳しく見る）
作業前
修復後
銘板作業前
銘板修復後2010年 東京都 中央区
黒斑が出た為、所有者が薬品で磨き部分変色した状態
一旦色を全て落とし、金属地肌を出した状態に戻します。
下地を整えて、最初から着色しなおした状態。2010年 栃木県 宇都宮市
天使及び女性像電気スタンド、金属経年劣化による腐食を色直修復、点灯不可の状態であったが、舶来シャンデリア用電球を取り寄せ点灯可能に。
2010年4月 トルコ共和国初代大統領像 東京都品川区にて（詳しく見る）
作業前
作業中
着色作業中
作業前
保存処置作業中2010年 3月 新宿ステーションスクエアー
作業前
作業前
修復後
修復後2009年 東京都江戸川区
作業前
溶接修復後
色直しを施し修復完成後2009年 笠間市 名誉市民胸像メンテナンス
作 業 前
着 色 後
修 復 後2008年1月 東京都江東区
修復前
表面洗浄後
下地緑青着色後
保護処置後磨いて終了2006年11月 岡山県井原市 田中美術館「岡倉天心」像
修復前（早朝撮影）
修復後（夕方撮影） 色直し、金箔と漆で保存処置2006年10月 大田区 平和島公園 「愛し子」像 銘板
修復前 早朝撮影
修復後鳩の糞や雨垂れを洗浄後、松墨で地を塗り、文字は金粉仕上げ。 夕方撮影2006年10月 「豊田 佐吉」像 静岡県湖西市
修復前
修復後（翌朝、撮影）2006年9月 舟越 保武 作「春」像 茨城県笠間市
修復前 （早朝撮影）
修復後 （夕方撮影）2006年9月 茨城県笠間市 日動美術館
メンテナンス前 （完成時は金箔貼りでしたが、経年変化により剥がれた状態、早朝撮影）
メンテナンス後 （金粉仕上げ色直し、夕方撮影）
修復前 抽象像置物 破損部分
修復後 銀ロウ付け 仕上げ加工終了後メンテナンス価格計算表
作業名
内容
価格
洗浄作業費
金属ブラシや薬品等を使って、表面のほこりやゴミ、鳥の糞、雨垂れシミ等を落とします｡
¥20,000～
修復作業費
ひび割れ、ピンホール、腐食など、破損が見られる場合、状況に応じた修復処置を施します｡
¥30,000～
着色作業費
日本画の材料である、岩絵の具を使い、下地の色に合わせて、改めて全体を着色します｡
¥40,000～
保存処置費
像の凹凸に合わせてワックスをかけ、ウエスで磨き上げます｡作品により漆仕上げも可能です｡
¥20,000～
足場設置費
高所にある場合、簡易足場が必要です｡運搬、組立、解体一式の費用です｡
業者発注になります。
諸経費
交通費、写真資料、仕様書作成費など｡
¥10,000～
上記の合計＋消費税がブロンズ像の色直し修正料金です｡
ブロンズ像は、一体一体大きさや形状、腐食の程度が異なります｡
正確な見積りは写真、または現状確認後に行います｡
計算例1 等身大胸像の場合 （高さ50cm、修復の必要のないもの）
洗浄作業費
30,000
修復作業費※
0
着色作業費
45,000
保存処置費
25,000
諸経費
10,000
合計
110,000円
ピンホールやひび割れなどの修復作業が必要のない場合の見積りです。
上記作業費の他に交通移動費や宿泊費等がかかります。
修 復 前
着色作業後
色直し作業後笠間市名誉市民像
計算例２ 等身大立像の場合（高さ180cm、設置後10年程度のもの）
洗浄作業費
50,000
修復作業費
0
着色作業費
60,000
保存処置費
40,000
諸経費
10,000
合計
160,000円
ピンホールやひび割れなどの修復作業が必要のない場合の見積りです。
上記作業費の他に交通移動費や宿泊費等がかかります。
修復前
修復作業中
修復作業後2015年 静岡県
計算例3 足場が必要な場合（立像250cm、台座石300cm、簡易足場450cm）の例
洗浄作業費
70,000
修復作業費
0
着色作業費
90,000
保存処置費
70,000
足場設置費
400,000
諸経費
20,000
合計
650,000円
ピンホールやひび割れなどの修復作業が必要のない場合の見積りです。
上記作業費の他に交通移動費や宿泊費等がかかります。
足場設置費は業者発注のため、変動します。
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