随筆集

2008-11-12 Wednesday
深まる秋
今年は寒霞渓の紅葉が綺麗だ。台風が来なかったしこのところの冷え込みで一気に色づいてきた。夕焼けも素晴らしく今は大潮なので東の空には満月が顔を出す。空気が澄み切っているので月が手が届きそうに感じる。日々秋が深まる。10日の夜変な夢を見た。私はある国の独裁者と会っているのである。彼の手は小さくて異様に白い。私のほかに何人かが招待されているようなのである。彼と話をしたが何を話したのか覚えていない。その後食事が出たがこれも料理の内容は思い出せない。
 
私は以前仏教に熱心だった頃不動明王にああいう人民を苦しめるだけの独裁者は何とかなりませんかと風呂の中で懸命に祈ったことがあった。風呂でリラックスしているときは異次元と通じるのにとても都合がいいのである。そのときは反応が無いかに思えた。ところが風呂を出て食卓に行きビールを一口飲み干したとたん脳の中に声が聞こえてきたのである。「彼はあの国の人民が作ったのだ。だから倒れない」。
その時代や国が求めているものが現われるということなのだろう。そもそも独裁者というのはそういう土壌が無い限り存在できないだろし歴史上の独裁者は皆そうなのだろう。
 
今しきりに健康問題が取りざたされているが何故彼が夢に出てきたのか。やがてその意味が分かる時がくるのだろうか。最近前の畑を片付け始めて時々切り落とした木の枝を燃やしている。これが結構いい。満月の下で火をたき焼き芋を焼いてみたらとても美味い。少年時代を思い出した。私ももう60歳になってしまった。一年が3ヶ月くらいに感じてしまう。
 

PAST INDEX FUTURE
ホーム 真理を求めて インスピレーション 死後の世界 随筆集 意識の世界 プロフィール 遊びの話
フォトギャラリー 聖地を訪ねて 遍路の話 リンク集

Last updated: 2012/3/17