死後の世界

 32      子供のように純真に
 
最近父や伯父からの通信が増えてきた。あちらにはあちらの事情がありいつでも通じるわけではない。その意味ではこちらよりもあちらに主導権があるようである。向こうにこちらに何かを伝えたいという意思があるかどうか、そして彼らにとってもこの世と通信をするための技術を習得しなければならないようである。霊界から地上への通信は霊界人なら誰にでも出来るわけではなく、様々な制約もあるようである。受けるほうはとにかく受身の態勢であることが大切である。先祖供養だとして彼らに向けて一方的に決まり文句で拝みまくったところでそれは霊的交流とは別のことなのである。受ける方の波長を出来るだけあちらの波長に近づける事、その為には心を平穏にして一時的にこの世的な俗事から自分を疎開させ、余計なことを考えないようにすることである。(編集者)
 
 
父から
考え方が凝り固まってしまうのが一番良くない。そして誰かを憎んだり恨んだりすることは全部自分に返って来る。そういう悪感情を持つ事は自分の心の成長を阻害することになるからだ。柔軟に、そして子供のような純真さを失わないようにすることが望ましい。死後こちらの世界にくるとそれまでの考え方を180度変えなくてはならないようなことが起きる。それまでに自分が頑なに思い込んでいた事がこちらでは何の価値もなかったという事がわかってくる。
 
こちらに来ればそれまでの価値観の逆転が起きることになるので、とにかく一つのことに頑固にこだわらないほうがいい。そちらの世は固い壁のようなもので制限され視野が狭められているから、物が見えていない人が多い。見えていない者同士が意見し合うから余計状況が混乱する。偉そうにしていても本当は何も分かっていない人間が多い。分かっていない人間ほど偉そうにする。分かっている人間は決して偉そうにしないものである。
 
更新日時:
2010/10/30
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Last updated: 2012/3/26