死後の世界

 24      冥界便り その11
 
義父は49日も済まないうちに随分と遠いところ(そう感じる)に行ってしまった。前は祭壇の前に行くと強く気配を感じたものだが今ではもう普通の仏壇のような感じになってきた。犬も以前のように義父の気配を感じることはないのか行動は従来のものに戻ってきた。風呂に入っていてドスンという音(前には毎日聞こえた)も一切しなくなった。今日写真を見たら久しぶりにメッセージが来たがそれはもう次元の差を感じさせるものだった。一段高いところからの通信という感じになってきたのである。
 
「こちらで何が大切かと言ったら素直で正直であること、それしかない。そちらで色々こだわりの強かった人はこっちの生活ではそれが妨げになる。目の前に現われる事を素直に受け入れられないようだ。死後は仏様が迎えに来るはずだとか固定観念が邪魔をしてそこに止まってしまう。私は特に宗教を信仰しなかったが頑なに宗教を信じ込んでいた人達は順応に苦労しているようだ。こちらには仏教で言われるような世界は無い。あまり余計な事を信じ込まないほうがいいようだ」。
更新日時:
2008/04/24
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Last updated: 2012/3/26