死後の世界

 17      冥界便り その5
今夜は彼からのメッセージは無いのだろうと思って湯船に浸かってぼんやりしていたらいつもの音が聞こえた。おじいちゃんか、何してるの?と尋ねると。
 
「私は元気、元気、近頃絵を描くようになってずっと絵を描いている。こちらの空や花の色は素晴らしく綺麗なのでそれを描いているけど時間を気にせずそれに没頭出来る。ああこの間、去年亡くなったお寺の息子さんと会った。かれはとても優しく親切で私の世話をしてくれる。慣れないこちらの世界の事を色々教えてくれるし案内もしてくれる。講習がある時はそこまで連れて行ってくれるし、一緒にお茶を飲んだりもする。犬の話もした。彼は最近亡くなってこっちに来た人の世話をしている。小豆島で生活していた人は特に彼にお世話になっているようだ」。
 
去年の秋、地元のお寺の息子さんが33歳であの世に旅立たれた。素晴らしい好青年で何であんなにいい人が早く死んでしまうのかと惜しまれた人である。若くしてあちらに旅立つ人は向こうでの役目があるのだろう。最近非常に早いペースで人がこの世を卒業していく。義父の場合も日ごとに距離が遠ざかっていく感じがする。最初はまだこの世にいるけど姿が見えないだけのように感じられたのが今ではもう住むところが違う感じがする。どんどん成仏していっているようだ。近頃亡くなる人は成仏が早いのかもしれない。その裏には彼のような(去年亡くなった若者)存在の活躍があるのかもしれない。
 
4月10日
 
更新日時:
2008/04/12
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Last updated: 2012/3/26