真理を求めて

 
 
9    生命の神秘と科学
今まで科学は検知できないものは実在しないという見方をしてきました。科学で分かっていないものはまだ山ほどあると思います。分からないことのほうが多いでしょう。
遺伝子を例にとっても体重60kgの人間は60兆個の遺伝子を持っていてその細胞一個一個に例外を除いてすべて同じ遺伝子が組み込まれているそうです。たった一個の細胞(受精卵)からスタートして分裂を繰り返しながら人の体の各組織を正確に形づくりそれぞれの細胞が間違えることなく遺伝子のプログラムに従って設計図どおりに人間の体を仕上げていく。人の細胞1個の核に含まれている遺伝子の基本情報は30億の科学の文字で書かれているのだそうです。これを本にしたとすると1000ページの本で1000冊分になるということで天文学的な数字です。
 
人の心臓から各臓器を回って再び心臓に帰ってくるまでの血管の全長は約9万kmあるそうです。また人の体は怪我などで欠損した場所があってもきちんと元通りに修復される、別の組織が間違ってそこに再生されるということはありません。怪我などで出血したらその場所に血小板が集まってきて破れた血管を塞ぎ、血管が収縮してそれ以上の出血を防ぐ、また大量に出血すると全体の血液量が減ると困るので体液が移動して血漿の量を一定に保とうとする、そういうような働きが自然に起きるように設計されています。そして外から菌やウイルスが侵入してくると白血球が集まってきてそれを封じ込めようとします。
 
現在歩いたり話をしたりするロボットが出来てはいますが人体のレベルとは比較のしようがありません。また現代科学は未だに細胞1個つくることも出来ません。こういう人間の肉体をいったい誰が作ったのか?進化の結果偶然にそうなったのか?そう考えるにはあまりに無理があり過ぎます。人間だけでなく他の生き物を見渡しても考えれば考えるほどその技術力というのは到底人間の及びもつかないものだと思います。地球上の生き物も含め全宇宙をコントロールしている存在こそが宇宙の摂理、創造主、(最近はサムシンググレイトと呼ばれることも多い)であると言えるでしょう。私たちが通常認識することの出来る範囲は極めて狭いものに過ぎず限られた場所でうろうろしているだけかもしれません。我々の周囲には人間が感知することの出来ないものが一杯存在しているにもかかわらず私達はそれに気が付きません。目隠しされているようなものだと思います。
 
更新日時:
2007/10/14

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Last updated: 2011/9/2