真理を求めて

 
 
2    不穏な動き
不穏な動き
この夏の異常な暑さは今まで体験した事のないものでした。9月の彼岸の頃でさえ30度以上の日が続きました。ちょっと前には新潟の地震、年金の問題、警察の不祥事、政界では突然の総理辞任、相撲界の混乱と今までの常識から考えられないような事件が休む間もなく起きています。特徴は今までなら隠し通せたようなことがあっという間に表面に出てくるようになっています。斧で親を切り殺すという事件がコピーでもしたかのように2件続けて起きました。異常に感じる事件を全部取り上げたらそれだけで終わってしまいそうです。マスコミは悪い事しか報道しませんから何故これほどまでと感じるのは当然のことです。私は自然災害も含めこれらの事は理由があって起きていると思っています。それは浄化の動きで悪いものを一斉に表面に炙り出そうという働きであると思います。今まで溜まりに溜まった人間のカルマ(業)を精算する動きのようです。それがスピードアップしているように感じます。
 
地球規模で地震、洪水、台風が次々と発生ししかもそのスケールが大きくなっています。地球は人間にとって母なる星、この地球は生き物が生きるために絶妙なコントロールのもとに置かれています。その母なる星も最近は人間による環境破壊でかなりダメージを受けておりその影響をどうにかしなければこのまま行けば人間が住めなくなるかもしれません。私は地球は単なる土と水で出来た物体ではなく意識というようなものを持った生き物であると思っています。当然ある外力が働けば反応が返って来るでしょう。自然災害もまた意味無く起こっているものではなさそうです。
 
私は空や雲を毎日のように観察していますが2年前あたりから太陽の光が一段と強まっているように感じます。夕焼けの美しさは素晴らしいものです。月も澄んだ夜空で妖しいほどに輝いており見ていると吸い込まれそうです。両手のひらをかざすとピリピリとするほどです。宇宙のエネルギーが強まっているようなのです。地上は混乱しているけれど宇宙は一段と浄化され清められていっているのではないかという感じさえします
私はオカルト趣味でも神秘主義者でもありませんが物のエネルギーに敏感でオーラが見えたり神社や寺に行くとよく声を聞きます。家の仏壇や神棚でも同じです。また予知夢というものも時々見ます。いわゆる霊能力というものが少し備わっているのでしょう。
ここからちょっとそういう世界に入ってみます。神社や寺などでそこの神様や仏様を観想し祈ると声が聞こえてくるのでこれを神仏の声ということにします。こういう話にはついていけないと言う人も多いと思いますが次の話をどう解釈されるかは個人の判断にお任せします。2年前に台風が接近してきている時に地元の八幡神社に行き台風がこの辺を直撃しませんようにと神様にお願いしたところ
 
「台風は自然現象が生むもの必然的におきるもの、晴れの日もあれば嵐の日もある。人間はこの自然の恵みのお陰で生きていられるのである。人間が自然のことをどうこうしようなどと考えることは思い上がりである。人は自然の中で生かされていることを忘れないように」というメッセージが返ってきました。
 
また家の神棚に奉っている天照大御神からは
「台風など自然災害はある意味で新陳代謝の一つである。自然淘汰の意味がありそれにより新しいものが生まれてくる。人には試練かもしれないが何もなく平穏無事に生きていくならば鍛えられるということが無くなり進歩が止まってしまう。より一層の進化のために人類にとっては試練も必要なのである」ということでした。
 
次にこれも家に奉ってあるお釈迦様からです。
「自然は人が自然に接する態度に応じて反応する。やさしく接すればやさしく返ってくる。厳しく接すれば厳しく返ってくる。人間関係と同じこと、人も自然とつながっているから」。
 
こういう話は科学万能の現代社会では受け入れがたいでしょう。今まで現代科学は目に見えないもの、感じられないものは存在を認めないというスタンスを取ってきています。
こういう神の啓示などという話をしていると下手をすると気違いあつかいされかねないのが今の社会ですが精神世界のことは未だ殆ど解明されていません。人の心の動きを科学でどう説明すればいいのでしょう。脳が全ての精神活動を司っていることになっていますが事実でしょうか。精神病患者の脳にどういう器質的な異変が起きているのでしょうか。何か目に見える変化が起きていることが分かればそこを治せば治癒することになりますがそれがわかりません。これら心の動きのことは未知の領域で殆どわからないというのが現実だと思います。他方私が得たこれらのメッセージの信憑性を証明する手段はありません。科学的に実証して見せることは現段階では不可能です。
 
このように神仏や死者の霊など普通はこの世界の人間には感知できないものと交信をすることをチャネリングといいます。チャネリングにも2種類あり一つはいわゆる神憑りという状態(トランス状態)でこの場合受ける側の自分の意識は殆どなくなりほぼ相手側の意識が流入して相手の言葉でしゃべるようになるといわれるものです。有名な恐山のイタコがそうです。また昔の神社の巫女もそうですが横に神審といって本物の神様が降臨してきているのか確かめる役の者が同席していたそうです。この神憑りは周囲の人が知らない時代の出来事や人名なども正確に伝えることがありうまく行けばかなり信頼性の高いもののようです。恐山のイタコは信頼できるのは一割に満たないという話もありますが真意の程は知りません。一方自分の意識はそのままで異次元の存在と通信する方法があります。これはどうしても自分の意識が入りという欠点があります。また自分の知識にないものを受信した場合それを言葉にして表現する事が出来ません。私が今までそういうメッセージを受けていたやり方は後者のほうですがこれは後でわかりました。誰でも実際は日常生活上でひらめきや夢という形で異次元との接触をしているけれどそれに気がつかないだけです。
 
その話の続きは後述しますが以上の神仏のメッセージを要約すれば人間は自然とともにありそれによって生かされているのだから自然の動きに逆らわずに生きるべきであるということを伝えていると思います。人は自然、宇宙と調和して生きるようにしないといけませんよと言っているのです。これは宇宙との一体化を謳う真言密教の教えと全く同じです。さて前述した自然環境の変動や社会の混乱は今後どうなるのでしょうか。私には分かりませんがここも神様や仏様にご登場願い意見を伺ってみました。
 
弘法大師
今世の中が大きく変化して動きが早くなっているがこれは時代の節目、今だけが特別というわけではなくそういうことは過去何回かあった。人生を大河を渡ることに例えるならば今は川の水が激流となっている。本物と偽者が振り分けられており偽者は生き残れなくなってきている。自分をしっかり定めて環境の変化に惑わされる事なく正しく物事を見つめ自分の心と向き合い本心に沿った生き方をするよう心掛けなさい。
 
須佐之男尊
今、地球を含めあらゆる自然環境が大きな変動期にある。物、財産、社会的地位や名誉など今までの価値観が大きく変わっていくことになる。真に価値あるものが判るようになるだろう。あらゆる生き物はこれからの環境変化により品種改良のようなことが行われるだろう。適応できないものは滅ぶ。今までの価値観は大きく変わることになるがこれは因果律の働きによる。誰かが意図的に行うものではなくそれはバランスを修正するための自然の働きである。それらの変化の後に人間は精神面の進化を見る。
 
観世音菩薩
今、宇宙のエネルギーが強くなっているため全ての現象が従来に比べて激しく現れるようになっている。それは今後も続くが物事に動じない強い心を持って生きなさい。
 
天照大御神
地球の自然環境の変化は必要があって起こっているもの。一人ひとりの人間はそれを認識しながらも過度に案ずることなく1日1日を精一杯生きればよろしい。どのような変化にも順応しなければならない。今のような現象は人類がかつて行ってきた業を清算するための動きでもあるがそれだけではなく様々なものが複合的に働いている。
 
お釈迦様
自然を注意深く観察していれば今後の変化が感じ取れるだろう。発想を柔軟にしておくことが大切である。今までになかったタイプの人間が現れてくるようになるがその準備は整いつつある。それは進化した人間の姿である。心にこだわりを持たずに生きていくことが大切である。
 
祓戸大神(穢れを払う神)
今の社会の混乱を引き起こしているものは人間のエゴである。科学技術の進歩に伴い人間のエゴは一段と強くなった。それがこれから削り取られて行くことになる。突出したものは因果律の働きによってバランスの修正が行われる。
 
これらのメッセージをどういうふうに理解するかは各自の判断にお任せします。誰もが潜在的にこのままではいけないという危機感を持っているはずです。占いや預言書の類も一杯出回っていますが皆が危機感を持っていることの現われだと思います。私個人的には人間は最終的には試練を乗り越えその後には今までよりも進歩したものが現われるのではないかと感じています。唯この先かなりの試練があるのでしょう。
 
人はこの世に生きていくうえでエゴというものはある程度必要でそれがなくなったら生きられません。生存本能から根ざした各種の欲はこの世で肉体を持って生きていくうえで必要なものです。機械文明が進み生活が便利になればなるほど人はわがままになります。日常生活の上で誰かの手を借りる必要が無くなって来るとどうしても自分ひとりでも生きられるかのような錯覚に陥りやすくなります。そしてお金、今やこの国では金のために生きている、金に魂を乗っ取られた人たちが増えてきました。聞くも浅ましい金銭に関する事件で新聞の第三面は溢れかえっています。人生の目的は金を稼ぐことでしょうか。誰もがそれを見てひど過ぎる、もう目にあまると感じるようになった時反省の心が芽生えます。人間はあんなになってはいけない、自分はああならないようにしなければと感じます。そして行き過ぎたものへの修正の力が働きます。多くの人がそう思えば大きな力になります。悪いニュースは問題点を社会に見せてくれていると思えば役に立っていると言えます。
 
このようにして物事は一方向に行き過ぎると戻りバランスをとろうとする習性があるようです。過去の人類の歴史をみてもいやと言うほどその実例を見せてくれています。ローマ帝国、蒙古、ナチスドイツ、旧ソビエト、日本では平家、織田信長、豊臣秀吉などなど。今の人間の行き過ぎた金銭欲による混乱にはすでに修正の動きが出てきているように感じます。何事も陰の極がくると事態は陽転するというところからみれば今は陰の極に近づいていると思います。天変地異なども恐怖を煽るかのように噂されていますがその事を心配したところで仕方がありません。どうせ私たちはこの地球の上で生かしてもらっているのですから。明るい未来を考えたいものです。
 
 
更新日時:
2007/10/12

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Last updated: 2011/9/2