見えない世界のネットワークこそが類魂(ソウルファミリー)の働きであろう。我々の魂は親元の類魂から離れて地上界に降り肉体に宿ってこの世に一人の人間として現われる。それは各自の目的がありそれを果たすことが自分の成長となり同時に類魂全体もその体験を共有することによって進化、成長をする、これがスピリチュアリズムの考え方である。スピリチュアリズムの根本は霊界からの啓示によって出来たものでその代表的なものがシルバーバーチの霊訓である。
その内容はさておきここ数年の私自身や家族の回りに起きた事を見渡すと人生の主要な出来事においてこの見えない世界のネットワークの働きというものを実感として感じる事が出来る。そしてそれは宇宙の法則に沿って働いておりその根本は愛と調和と進化であると思う。時には厳しく、現世ご利益的なものや自分にとって都合のいいものは通用しない。人間は目先の事しか見えないがそのネットワークは長期的視野のもと、その人間に最も学びとなることを考えた上で我々を導いてくれているようだ。
家族や親類のメンバーのなかで同じグループソウルに属する者は多いと思う。グループソウルにも小さなものから大きなものまで様々あり究極的には全てのものが一つに収束していくらしい。近頃感じるのはこのグループソウル自体が進化を目指して動き出しているように思えることだ。それは私の属するグループソウルだけなのかそれとも全体としてなのかは分からないが。28年間会った事の無かった従兄弟同士が出会い、会ってみたら昔から知っていたような親近感を覚えたり、今までは距離があるように思えた兄弟同士が再会してみたら双方が同じような考えや行動をしていた事が分かって意気投合出来たり。そしてそのメンバーの個性に応じた役目が与えられある者は情報伝達、ある者は愛の実践、ある者は実務というふうに絶妙に振り分けられているようだ。
天は昔のメシアが現われて大衆を導くという方法から個人や各グループごとに、人種や地域、個人のレベルに合わせて分かりやすく直接的にまた真理が身近に感じられるように日常生活の中で啓示を降ろしながら導こうとしているのではないだろうか。世の中が複雑化し情報の溢れた環境下では昔のように大宗教で画一的に真理を説くという手法ではもはや大衆はついて来なくなっているからである。
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