神魂神社

”かもす神社”と読みます。この建物は国宝であり現存する大社造としては日本最古のもの。出雲大社が創建されるときにこの社殿の倍率に設計されたとの社伝がある。主祭神は女神のイザナミの尊でイザナギの尊(夫)が合祀されています。主祭神は女神なので社殿は女造りになっていて屋根の千木の形が出雲大社とは異なります。この本殿の特徴は生き物のように感じられることで、単なる神社の建物という感じがしないのです。滋賀県に多賀神社の本社である多賀大社がありイザナギ、イザナミの神が奉られていてそこでも”命”という波動が感じられました。この両神は国生みの神、命を生むという力を持っているのかなと思います。ここに来るまでみぞれが降っていたけど来たらこのように晴れ間が見えました。神社にくると雨が降っていても大抵晴れ間が出ますが神社のパワーというのは気象とつながりがありそうです。
 
神魂神社は玉造温泉から数キロの風土記の丘にありそのあたり一体は田園地帯でどことなく奈良県の明日香に似ています。鳥居をくぐって一つ一つが異常に高い石段を登るといきなり参拝所の前に出ます。観光客や団体の参拝客などとは無縁のところで常にひっそりとして境内は静寂そのもの、巫女さんが一人で番をしているだけ。商売気も無くいわゆる神社グッズも殆ど置いていません。本当に自然のまま、こういう形が神社の原点、ここは貴重な存在でありいつまでも存続してほしいと思います。
更新日時:
2008.02.05 Tue.
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Last updated: 2008/10/29