5      TLM200R

TLM200Rはホンダが本格的なトライアルも楽しめるようにデザインしたバイクで一時ツーリングトライアル(ツーリングしながらトライアルのセクションをこなす)では最も多く見かけたものである。価格も手ごろで2サイクル、軽量、低速トルクも十分で初心者でもトライアルに親しめるように作られていた。トライアルマシンとしてはヤマハのTY250が国内では優位をしめていて性能では譲るが乗りやすさと低価格からよく売れたようだ。ホンダは4サイクルにこだわるメーカーでそれまでは4ストのTLR200を作っていたが重くて性能的にはもうひとつだった。
 
このTLM200Rはホンダの初めての2ストのトライアルマシンであった。トライアルマシンは先のDTなどオフロードバイクなどより自然に深く入っていけるように作られ素人でも練習すれば1mくらいの垂直の段差をクリアーできる。殆どの不整地をわけなく走破できるオートバイである。
このトライアルバイクを乗りこなす事によってバイクの基本のテクニックが身につくので白バイの隊員もトライアルマシンでトレーニングをしているようだ。怪我もする事があるがモトクロスのようにスピードが出る事がないので大怪我は少ない。見た目は地味だけど技術は奥深く楽しいスポーツである。
 
私はこのTLM200Rで初回の小豆島のオリーブツーリングトライアルに出たことがある。3人一組で次々にセクションを回っていったが連れの2人が途中でリタイアしてしまったので最後は1人で回ったことを思い出す。真夏だったので体力の消耗も激しく最後は足がつりそうになったものだ。基本的には若さと体力が必要なので中高年には厳しいスポーツであろう。反射神経が鈍っているので怪我をする確立も高い。今ではTLM200Rは息子の友人に譲ってしまったが思い出多いマシンである。家の裏は山になっているので愛犬を連れてTLMでよく散歩に行ったがエンジンをかけようとしてキックレバーを踏んだだけで犬が散歩に連れて行ってくれると思ってワンワン吠えていた事を思い出す。当時は親子のコリー犬を2匹飼っていて毎日散歩に連れ出していたが今は彼らはこの世にはいない。前には冥界で父と一緒にいたのが見えたけど今はどうしているのだろう。
 
更新日時:
2007/12/27
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Last updated: 2010/12/17