意識の世界

3    人の意識の探求
ヘミシンク
人間の左右の脳を音響効果によって調整して意識を様々なレベルに導きその世界を探求するヘミシンクというプログラムがあります。アメリカのロバートモンロー(故人)という人が開発したものでその研究所がアメリカのバージニア州にあります。そこに行って自分の体験した事を書いたものが “死後体験”という本です。初版は確かベストセラーになったと思います。日本人も今までに多くの人がそこに行きそのプログラムを体験しています。1週間程そこでトレーニングをするようですが最近日本国内にもトレーニングの施設が出来ているようです。以下にその内容を簡単に説明したいと思います。モンローは人の意識のレベルを何段階かに分けています。レベルをフォーカスという呼び方をしています。フォーカスとはその意識のレベルに焦点を合わせるという意味です。人の意識をそういうレベルに合わせるとその世界が体験できるというわけです。ガイドとは日本人のいう守護霊に相当すると思います。大まかに分類すると。
 
C1  覚醒状態
 
フォーカス12 意識の広がった状態。五感を超えた把握。ガイド(守護霊)との交信が出来る。
 
フォーカス15 時間の無い状態。過去世のデータにアクセス出来る。
 
フォーカス21 時空の縁。物質界と非物質界の境界。この世とあの世の境。
 
フォーカス23 各自の想いが生み出した世界。その中に閉じ込められて出られない。
        仏教で言う孤地獄に相当。
 
フォーカス24〜26 信念体系の領域。共通の信念を持つ人たちの想いが生み出した世界。その信念に応じた様々な世界がある。だまし合う、アル中、ある宗教をかたくなに信じ込んでいる人達のつくる世界など。
 
 
フォーカス27 霊的に進化した人たちによって作られた世界。死後ここまで来た人を受け入れ、再生、教育機関、計画センターがある。人はここまで来てはじめて転生できる。
 
まだまだ上のレベルがありずっと上まで行くと地球生命系を出て銀河系、さらに他の宇宙系、最終的には宇宙生命の根源にまでたどり着ける(まだ現在ここまで体験できたものはいないらしい)ということになっています。非物質の世界なので物質の宇宙を宇宙船に乗って探求するのではありません。多くの体験者の話をまとめてみるとそれぞれのレベルにはそこを統括する存在がいて丁度会社の組織のようなピラミッド構造になっているのだそうです。横にも繋がっていてそれぞれのピラミッドのピークにはリーダーがいる。ヒエラルキー社会でその上にはまた上の構造がありその上にはまた上がありずっとそれをたどっていけば創造主のところに行き着くのではないかということです。上のほうの存在ほど霊的に進化しており高い能力をもっていて瞬時に宇宙全体のことが把握できるのだそうです。
 
体験者はガイドと交信したり時間の無い世界で自分の過去世を見たりすることができる。囚われの世界で迷っている者を救出する話、間違った信念で凝り固まったものを救出しようとしても言う事を聞かない話などなど死後の世界に興味のある人は一度読んでみると面白いでしょう。セロリを食べ続ける男、ひたすら冷蔵庫のものを食べ続ける女、自分は溺れ死んだと思って何百年もの間海底にいる男、死後は墓場にいなければいけないものと信じて墓の下でずっと過ごしている男、自分の過去世にたどり着いたらとうの昔に戦は終わっているのに未だに戦を続けている戦国時代の大将であったなどなど面白いことも一杯書いてあります。体験者はそこで多くの迷っているものたちを救出したということです。ガイドは彼らにとって見えないのだそうで体験者に救出役がまわってくるのだそうです。彼らは自分より高い存在は認知できないそうです。だからずっとそういう世界に閉じこもっているのでしょう。
集団でしかもかたくなに一つの信念に凝り固まった者たちは絶対に言う事を聞かないのだそうです。同じ考えのものが集まって来ていて違う考え方をするものがいない。他の事を見聞きすることがないので考え方を変えることができない。多くは宗教の集団だそうです。全員黒い喪服のような衣装を着て宗教建築のまえに並んで座っている様子が見えるということです。典型的な囚われの世界なのでしょう。  
                             続く
 
 
 
更新日時:
2007/11/04

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Last updated: 2008/3/26