意識の世界

2    目に見えないもの
私たちは日常的に目に見えないものに囲まれて生活しています。芸術、スポーツ、宗教などにおいてこれらを支配するエネルギーは目には見えずまた科学で実証することも出来ません。音楽や美術は感性そのものの世界でありベートーベンは難聴でありながら後世に数々の名曲を残しています。その才能はどこから来たのでしょうか。理屈では説明できない世界です。スポーツの世界でも優れた選手は肉体的に優れているだけではなく天性の勝負勘を持っています。ぎりぎりの勝負どころではその勝負勘が勝敗を決します。
そういうセンスがないと一流にはなれません。宗教の世界でも開祖とされる人は皆天啓を受けて宗教を開いています。そこに繋がる能力が無ければ優れた宗教人にはなれません。真言密教では仏を観想することによって真理を体得することが特徴ですがやはりセンスがないと奥儀を窮めることは出来ないでしょう。
 
ギャンブルや株式投資においても勝敗を分けるのは勝負勘です。私たちが旅行に行きホテルの部屋に入った時に感じるもの、ここは感じのいい部屋だな、この部屋は陰気で前に何かあったんじゃないかなと感じるものそれも五感以外で感じるものです。結婚相手を決める時にこの人となら一生をと感じる取るものも同じです。
 
またある人物に会うと独特なオーラを感じる、カリスマ性がある、言おうと考えていた事が言えなくなる、納得したような気分になるということがあります。それも見えないエネルギーを感じているのです。ある土地に行ったとき例えばハワイなどに行った時にここは気持ちがいいと感じる、またどこかに行ってここは何か暗い、重苦しいと感じるものそれも第六感で感じるものです。このように絶えず人は誰でも無意識のうちにそういう能力を使い、またそれに接触しているのです。それにもかかわらずそういう目に見えない世界の事は科学的に検証することは出来ません。それらのものは科学的に検証できないから存在しないという事は絶対に言えないのです。意識のことは検証出来ないから存在しないと言えるでしょうか。しかし心霊現象や超能力のことになるとそれらは基本的に同じものであるにもかかわらず怪しげなものと捉えて否定してかかるのが現状で未だに偏見に満ちたものがあるのです。
 
どんなにコチコチの唯物論者でも葬儀や法事、新年の初詣くらいには行くでしょう。霊魂は存在しないから家族が亡くなっても葬儀はしないという人はいないはずです。本当は潜在的にあるのはわかっているけど科学的に説明できないというだけのことです。遅かれ早かれいずれは分かる時がくるでしょう。意識の世界のことに入る前にちょっと横道にそれてしまったかもしれませんが次回から本題に入ります。
 
 
更新日時:
2007/11/04

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Last updated: 2008/3/26