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熊本市 便秘を解消へ導く鍼灸専門治療室。こころ鍼療室です。

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〒861-2106 熊本市東区東野2丁目1-8

便秘についてConstipation

便秘

(健康な生活に大事な お通じ)

平成26年に出会った便秘の方の経過(2014年5月)
 50歳代、女性、「腰痛の訴え」で治療・・・嗅覚障害・味覚障害が4カ月ほど前からあり、腰痛と合わせて治療でした。

 便秘に関して「物心ついた幼少期から1週間以上便が出ないのが当たり前で過ごしていました。10代の頃に、自分以外の人たちはほぼ毎日排便していると知り、自分は便秘なんだと知りました。何もしないでおくと2週間たっても便意を催さないのです。こうなるとさすがにお腹が張ってきて苦しくなるので、1週間目ぐらいには下剤を使い排便を試みるのですが、薬がなかなか効かないことも有り、困ります。最近は腰が痛いので便座に長く座ることもできません。お腹を押してみると、臍より下の右側の方はいつも硬く触れます。便自体は固く、コロコロしています。テレビでいろんな商品のコマーシャルを見たりして試してみましたが、全くどれも効きませんでした。もう諦めています」とのことでした。

 50年以上にわたり苦しんでおられます。簡単に治りそうもないですが、少しでも排便しやすくならないものかと、通常の治療に加えて経穴を増やしてみました。あまり期待をしてもらっても困りますので、少し調子が良くなればいいですねとお帰りいただきました。

 3日後に来室され、最初にお話ししとかないと…「先日帰って翌日の朝、下剤は使っていないのに、少し催して来たみたいだったのでトイレに行ってみたら、量は多くなかったのですが排便が有ったのです。その翌日も今朝も…」とうれしそうにお話になりました。「物心ついてから現在まで、こんなに排便したことは全くありませんでした。下剤を使ったとしても毎日排便することは有りませんでした。主人に話したら それはすごいなあ と驚いていました」と。その後20日間の間に2回ほど排便の無かった日が有ったが、夜に眠れなかった等の事情が有ったようです。「毎日少量ずつではありますが排便が有るようになり、おなかが張ってくることもなく過ごせてとてもいいです。また、便も以前より少し柔らかいものが出ています」とのことです。

 人の身体は不思議です。50年間変化なかったものが、ある日を境に変わることが有るのです。

 「腰痛も少しずつ軽減して、歩き方が良くなったねとと言われます」とのことですがまだ継続中です。

 何事も諦めず過ごすことの大切さを改めて感じました。
 思いもよらぬところに解決の糸口が有るようです。

  ここちよい毎日 をお過ごしください。
                                     2014年6月13日

上記の女性 2015年1月の様子
 昨年6月以降は、排便のための下剤は飲んでいません。飲まなくてもほぼ毎日出ています。ごくたまに出ないことはあっても、次の日には出ますので、全く問題ありません。ただ、更年期障害の治療薬で腹部に貼り付ける治療をしていた時期には出にくくなりました。約1か月後、貼ることを止めると毎日排便するようになりました。排便のために下剤を探し回り、服用・使用しても出ない状態が続いていましたが、薬を飲まなくても毎日排便できることはウソのようです」と話され、順調のようです。この場合「順腸」の文字当てはまるのかもしれません。

お灸治療による便秘改善は、特に軟便になり何度もトイレに行きたくなるようなことは無いようです。
みなさん あつ〜い 灸をイメージされているようですが、そんなに我慢するようなお灸ではありません。

 長い間悩んでいるなら、一度お試しください。
 常に「便秘」が頭の片隅にある生活から解放されて、新たな生活を歩み始め手ください。
 順腸・快腸な毎日を過ごせるよう、お手伝いさせていただきます。
                                     2015年1月29日

順調な排便は大事
 身体を、日々生活できるように維持しているのは毎日の食事です。口から食物をとりいれ、消化・吸収し、その後吸収された残りかすは便として排出されます。この一連の作業が腸の中で行われて初めて毎日を快調に過ごせます。そのためには快腸な状態でなければなりません。
 食事の内容により時折、軟便になったり便秘になったりもします。腸の中には消化吸収を助けてくれる腸内細菌がいて、その腸内細菌の食べ物の 不得意なもの が腸内に現れた場合にはうまく分解できなくて「おなかの調子が悪くなった」と言うことになります。
 それとは別に、「小さいこどもの頃より毎日便通が無く、1週間以上 出ない のです」と言うような方(この症例は下記に記しています)もいらっしゃいます。

 便が腸内に溜った状態は、どう考えてもいい腸内環境とは言えません。悪玉の腸内細菌が発酵させたガスを腸が吸収し、それが全身に回ることで、いろんな場所で不調が起こるものです。また、腹部に溜った便が臓器・血管・神経等を圧迫すれば健康維持に支障をきたしてしまいます。
 腸を草花に例えると、幹や葉を支えたくましく育ち、花を咲かせるために最も必要な、栄養分吸収の大事な部分です。うまく栄養分の吸収ができないと花を咲かすことも、実をつけることもできません。

 人がより健康で有り続けるためには、腸内環境が整っていなければなりません。
 腸内を快適にするには適度な排便が必要になります。
 腸は、人の元気の源です。

こころ鍼療室

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