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〒861-2106 熊本市東区東野2丁目1-8
雨にも負けず 風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ 丈夫なからだをもち
慾はなく 決して怒らず いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と 味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを 自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり そして忘れず
野原の松の林の陰の 小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ 褒められもせず 苦にもされず
そういうものに わたしはなりたい
宮沢賢治 「アメニモマケズ・・」 より |
長い間、なぜ生きるのか、なぜ生きているのか悩んだ。その後、とてつもない大きな壁に出逢い、押しつぶされそうになり、負けて消えて無くなりそうになった。でも、出逢った。真っ暗やみの中、ふとした日常の中にうすぼんやりとした最初はほんの小さな一筋の光。それに近づこう、それを深く知ろうと探し回った挙句、真実と思えるような事柄にたどり着いた。全く関係なさそうなところで出逢った文字に鳥肌が立つのを覚えた。そこに有ったものはなんてことは無い、みんなが知っている「雨にも負けず」の内容を、違った切り口で記してあるもの。
宮沢賢治は文学者としてではなく、「“悟り”を得て、それを伝えていた人だ」と気付いた。押し付けはせず、読みたい人が読めばいい、気付きたい人は気付けばいい、“ただ気付けばいい” と。
なるだけそれに近い生き方をしようと心がけ 生きている。ただそれだけの日々。
気付き、得た、光り輝くものは、輝きが増すことはあっても、誰にも奪われることは無い。
その頃から、怖いものは無くなった。とても楽な生き方である。
みんなが早く気付きますように。
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