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熊本市の鍼灸専門治療室。こころ鍼療室です。

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宮沢 賢治「雨にも負けず」amenimomakezu

アメニモマケズ

雨にも負けず   風にも負けず 

雪にも夏の暑さにも負けぬ  丈夫なからだをもち

慾はなく  決して怒らず  いつも静かに笑っている 

一日に玄米四合と  味噌と少しの野菜を食べ 

あらゆることを  自分を勘定に入れずに 

よく見聞きし分かり  そして忘れず

野原の松の林の陰の  小さな萱ぶきの小屋にいて 

東に病気の子供あれば  行って看病してやり

西に疲れた母あれば  行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば  行ってこわがらなくてもいいといい

北に喧嘩や訴訟があれば  つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し  寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ  褒められもせず  苦にもされず

そういうものに  わたしはなりたい

宮沢賢治 「アメニモマケズ・・」 より



ひとりごと

長い間、なぜ生きるのか、なぜ生きているのか悩んだ。その後、とてつもない大きな壁に出逢い、押しつぶされそうになり、負けて消えて無くなりそうになった。でも、出逢った。真っ暗やみの中、ふとした日常の中にうすぼんやりとした最初はほんの小さな一筋の光。それに近づこう、それを深く知ろうと探し回った挙句、真実と思えるような事柄にたどり着いた。全く関係なさそうなところで出逢った文字に鳥肌が立つのを覚えた。そこに有ったものはなんてことは無い、みんなが知っている「雨にも負けず」の内容を、違った切り口で記してあるもの。

宮沢賢治は文学者としてではなく、「“悟り”を得て、それを伝えていた人だ」と気付いた。押し付けはせず、読みたい人が読めばいい、気付きたい人は気付けばいい、“ただ気付けばいい” と。

 なるだけそれに近い生き方をしようと心がけ 生きている。ただそれだけの日々。

気付き、得た、光り輝くものは、輝きが増すことはあっても、誰にも奪われることは無い。
その頃から、怖いものは無くなった。とても楽な生き方である。
  みんなが早く気付きますように。


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