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結婚式の素麺汁
結婚式などに素麺汁を出すことがある。讃岐ではうどんを法事の時に出すようである。
なぜ慶事に素麺の汁を出すのか。
素麺は細く頼りないのだけれど茹でるとねばく引っ張っても伸びて切れず、二人仲むつまじく久しく暮らせよということのようだ。
小豆島でも、汁ではないが、素麺の生を管から外し披露宴の出席者に引っ張ってもらい、長く切れずに延ばす。(30m〜50mくらいになる。)同じ意味で行われているようです。
そういう意味なら素麺汁に入れる素麺は今の19cmでなく遙か古の長素麺(2階から食べるとちょうど良いような)がよかったのではないだろうか。
もっとも茹でるときに折れる心配をしなくてはいけないので(慶事に折れたり切れたりしてはいけないので)ほどほどが良いか。
素麺の産地は日本中にあるのでこのような話は至る所にあるのではないでしょうか。