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素麺記  05,6月、7月

7月31日
「稲庭うどん」を買ってきました。
手造りということでかなり高い!
住所を頼りに「Mapfan」で調べるが、これが該当する住所がない。
ははあ〜ん、今の町村合併でどこかとくっついて変わったな。
大きな地図から見て調べると「稲庭」がある近くは市になっている。
結局よく分からないので会社名でHPがないか調べてみた。
あったやないの。稲庭の組合もあったやないの。
あんまり組合員の数は多くはなかったが設立間もないということであまりはいってないのか、それとも元々少ないのか分かりませんが…。
製造工程なども不親切(失礼)な写真或いはイラストと説明文がある。
手造りの写真がない、或いは随分古い時代の写真と思われるものを載せているのは実際はどうなんだろう?と疑念が湧くが…。
ひょっとすると「手延べ素麺」ですといって、手で延ばしている写真を堂々と載せてはいるが、その実殆ど機械で延ばしている全国の手延べ素麺業者と同じか?いやいや実際に見もせずに憶測で決めつけてはいけない。(載せていないところを疑うのはお前の根性がまがっとるからや!)
さて、その製法は「手延べ」と表示しているが決して「手延べ素麺」のそれとは同じとは言えない。
言うなれば、手打ちと手延べが合わさったような製法です。
説明するより見た方が確かですから見てください。
http://www.ogawaudon.com/pud/process.html
と、秋田県稲庭うどん協同組合のHP
http://www.inaniwa-udon.jp/
ずっと見ていくと、気泡があるのが良いとかないのが良いとか一度見てみたい気がいたします。
小豆島では製法が違うので一概には言えませんがうどんの麺線に空気穴が空いていると割れ麺になりやすいということで嫌われます。そして丸棒状故に茹で時間も20分前後かかり、稲庭の5分前後とはかなり違う。(それは気泡だけの問題ではなく麺線の細さにあり、麺線を押しつぶして薄くする事でさらに時間短縮されている。)
気泡があることで茹で湯が入り込み、早く湯がけるし塩分も早く、多く溶け出る。気泡(空気穴)があることで乾麺の硬さが抑えられ若干ソフトな食感を生むということも考えられる。また押しつぶすことによって角は早くに湯がけ、柔らかく、芯は硬く、コシのある食感を出せる製法であると思う。
まだ食べていないので製法から見た食感の考察であるが、小麦粉の種類、グレードの違いなどがあって一概にこうだよというのははばかられる。
組合のHPを見ると「食べ比べ」なるものがあって各社のうどんの詰め合わせ商品が買えます。
自信の現れか?勇気のいることです!
今度「稲庭うどんを食らう!」と題して書きますわ。
7月29日
今日で一応素麺の製造は終わり。9月半ばまで夏休みにしようと思っています。
もっとも在庫はわずかなので足らなくなれば作りますが。当てにしている御仁もいるのでこの夏、ゆっくりという訳にもいかないのかなあ。いや、断固として10日以降は休むのだ!
今年の販売は当初不安であったが、うどん(乾麺)がことのほか好評で、終いには夏の高温多湿で腐敗の心配から作れなくなって品切れを起こしていまい迷惑をおかけしました。秋以降も同様にうどんをかわいがっていただけるとありがたいです。
いいもの旨いものを作ると売れる。そう実感しました。
春、ある人に試食をして貰ったところ、後日電話が来て納入が決まった。「これはヒットするで。旨い!」そう言っていただけました。
「いやあ、本当に売れたら嬉しいんですけど…。」
組合を離れたとたん父が病に倒れ、仕事はそっちのけで春まで来ましたので、正直どうなることか不安でいっぱいでした。
差し上げたり買っていただいた人からの口コミで広がり大量の在庫があれあれという間になくなって製造しても1週間と持たない状態。正直嬉しかった。一緒に素麺も買っていただいた。
多くの人の応援もあった。
日頃の態度やつきあいが大事だと痛感した。感謝!
今は日にちに終われることもなく至ってのんびりと仕事をしています。以前のように締め切りを気にする必要はない。ただ「売れるやろうか」という不安感はいつもある。だからこそ良いものを!旨いものを!グレードの高い小麦粉で!という思いがある。
今年は売れた。ありがとうございました。
新規の顧客も増えた。
私は裏切らない旨いものを作るだけ。(できればそれ以外の気苦労はしたくない。だって頭禿げちゃうじゃない。)
7月26日
台風が来るというので仕事を休んでお待ちしておりました。
なんと、いやがって南海上を北東に去っていきましたわ。
四国ではずっと待っていましたのに、あのまま真っ直ぐに来てくださったら早明浦ダムに水がたまって良かったのに…。
以前の渇水の時には讃岐のうどん屋さんが2ヶ月休業しなくてはならなくなって、仕事に水が必要な人は、もうどうしようもなかったのです。今年は7月の上旬にかなり雨が降ってある程度回復したのですが、それ以降降っておらず徐々にまたダムの水が減っているのです。このまま9月まで降らなければ大変なことになるでしょう。水利用については色々思惑があるようで、それをどうこう言うほど内情を知りませんし知っていたからといってどうこう言う場でもないでしょう。
ただ気候の変動(今年は梅雨前線が北陸東北地方にかかっていた)は、四季の移り変わりと共に生活している人にとっては良かったり悪かったりで大変です。大変ですというか、死活問題でもあるんです。

今日、太口素麺が売れてしまいました。
まとまって注文(4・5箱/18kg)がない限り作りません。
もう残っているのが「手延べ素麺」のみです。
これもそんなに在庫はありませんので、ご入り用のお客様はお早めに連絡してください。
それと秋冬(たぶん10月くらいから製造の予定。)の「うどん」、冬(12月、1月製造)の「極細麺」の予約を承っております。
もう早予約をされているお客様もいらっしゃいます。
私どもにとってはありがたいことです。感謝いたします。

この夏もう少し小麦粉について勉強して、少しでもうまい「素麺」を作りたいと考えています。
うまい素麺、うどん=(ほぼ)価格の高い小麦粉。
今年から素麺の価格を大幅に値下げした。=利益率の低下。
1,なんとか仕事を確保したいということ。
2,金儲けなんかじゃなく満足出来る仕事をしたいということ。(でも、あっても邪魔にはならない。)
3,新しい食感を作り出したいと考えている。
7月25日
ハッピ バースディ ツウ ミィー
ハッピ バースディ ツウ ミィー
ハッピ バースディ ディア XXXX
ハッピ バースディ ツウ オール
マリリンモンローがジョンフィッツジェラルドケネディに歌ったシーンを思い出しながら…
今日は私の46歳の誕生日。
塩見家には50までしか数がない。
よってそこに到達すると必然的に(どんな必然や!)下がっていくことになる。
カミサンが仕事の合間にケーキをば買ってきて、3時のコーヒータイムにいただきました。
夕方に母はが焼き鳥を差し入れてくれまして、夕飯の時にビールと一緒にいただきました。
可愛い子供達はメールの一つもよこさず1日が過ぎていきました。
仕事でくたくたになっていても、ちょっとした心遣いで和むものです。
戦後の何もない時代に幼少期を過ごし、両親の苦労を見てきた世代にとって、近年の人間関係の希薄さ、怠惰は、彼らの将来の不安を思うんだが、成熟した文化がたどる堕落への道なんだろうか。
7月21日
1週間で、作ったうどんが売り切れてしまいました。
梅雨が消滅してから、素麺作りと詰め替えて発送する仕事とがあってかなり忙しい思いをしたのですが、関東盆(7月15日)を過ぎても注文があって全く日記を書く暇もないくらいである。
途中、自分の本性は、こうやって書き、夢を追い、建設的であるかのようですが、そのような一面も確かにあるとは思うが、反面かなり利己的であり壁の中に閉じこもって決して人にはさらさない。
招待することはあっても来るのは拒む、自分の時間でしか流れて行かないし受け入れない。
自分でも付き合いにくかろうと思うのだが、一向直す気がない。
いろんな事を思いついたままに考えていたのだが、忙しさにかまけ記憶の彼方に飛び去ってしまった。
老化。ボケ。単にバカ。
もう眠いからお休みなさい。am1:30分
7月11日
1日から降り出して、滅多にお日さんが顔を出さない。
まだ1週間ほどはぱっとしないという予報である。
その後はカンカン照りの夏が来るのだろうか。
今年に限っては、私はそんな気がしないのである。
なぜかというと太平洋高気圧がそれほど発達しておらず、熱低が発生しても遙か南の遠いところを東へと行ってしまうのである。大体前線を押し上げるのではなく、地球の温暖化でもとからの梅雨前線が東北地方にかかり、少し北の高気圧が強まると前線を押し下げるというパターンで、これまでの梅雨とは違うのである。今後気象は大幅に狂ってくるのではないかとさえ思われる。

雨が降れば素麺屋さんは仕事にならない。
大規模な機械設備があればやれるんだろうが、家内制手工業(確か学校でこないに習うたような気がする。)ではそうはいかない。
おかしなものを作る訳にいかない。(よく言えば職人の意気であるが、正直言ってそんなものを出していると今後売れなくなってしまうのである。)
天候が少し明日の昼から回復するというので、明日と明後日に掛けてうどんを作る。
たぶんこれが最後(もう暑くなってうどんが傷んでしまうかもしれないので)になると思います。

家内が例年行っていたアルバイト先から来てくれるようにрェあった。
なんでも大学生が今年は少ないそうで人手が足りないそうです。
ウチも7月いっぱいは仕事をする予定ですので、8月からならということで話をしたそうです。
小麦粉は仕入れていますので早く梅雨が上がってくれないと困ります。
素麺は足りない。小麦粉は残る。家内はアルバイトに…。
そりゃあ困る!
例年の梅雨明けは7月19日頃。その頃までに上がって…欲しい(オウプリ〜ズ、オウプリ〜ズ♪タイガース、知らんか…)
7月7日
2度目の7月7日     …?
太素麺を作りました。
たぶんもう太いのは作らない。普通の素麺だけ。
うどんをもう一日作る予定。昨日作ったのはもう殆ど売れてしまってないです。
どうしてもということでもない限り作らないと思います。
どうしても欲しいという人は予約してください。もうすでに予約をいただいている人もいます。
今年は天気が悪いから暇かと言えばそうでもない。かなり忙しい。
忙しくて頭に、高校生の時にできて以来の吹き出物ができてまだ直らない。身体に疲れがたまっているのが分かる。
だのに早く休めない。こんな事しているから…。
ああまた12時過ぎた。
7月7日
七夕。
昼間は久しぶりにお日様が出ていましたが、今(11時半)星を見ても見えません。
年に一度会えるか会えないかと子供の時にはお話を聞きましたが、大人となった(もう大人と言うよりは老人に近い)今は雲の上に星は瞬いて、宇宙空間には漆黒の闇にいちめんの恒星が瞬いていることを知っている。
まあ要するに夢見るオジサンとしてはひこぼしと織り姫は毎年ラブラブやっとるということを言いたい訳ですわ。

先日書いたような書かんような忘れてしまいましたが、1月に四国新聞の一面に季節の風物詩として紹介された写真を大きなパネル(50cmx60cmくらい)に入れていただきました。
それを父の所に持って行って置いていたのですが、今日持って帰ってきました。玄関かどこかに飾ろうかと思っています。
今多くの人に支えられて生きていることを実感しています。(まあそれくらいのことを私もやっているということや。)(・・・・・・分かってんのやろか。あんたもっと感謝せな・・・。)こんなん茶化さな書かれへんやん。
7月5日
午前中少しの間日が差して、少しの間雨は降らないのだと安心していたら昼からまた降り始めてずっと降っている。ここ数日間の雨でどこもダムの水は相当に回復してきていて水不足の心配はとりあえずはしなくてすみそうなんですが、あまりにも一度に長時間降っているので、今度は災害の心配をしなくてはいけないところが出てきました。
幸い我が家は家の土台が花崗岩で地盤は大丈夫ですし、水害、土砂災害の心配もあまりしなくてすむところに住んでいますが、ほんの数百メートル離れたところでは多大な被害を被っているところもあります。
長時間の降雨と急激な降雨はどんな災害をもたらすかもしれず気が気でない人も多いでしょう。
どうぞ気を付けてください。

実は天気が少し回復をするというので「うどん」を作っています。たくさん在庫していたのですが売り切れてしまい、今出荷を待って貰っています。
この時期カンカン照りではとても作れませんが(急激な乾燥で麺割れが起きる)、曇った湿度の高い日を選んで作ることができるのです。クーラー(水冷の馬力の強いやつ)をかけ、温度を下げて作業をします。
2日ほどうどんを作り1日太素麺と冷や麦を作って売れ行きの様子を見ます。
梅雨が明けるともう在庫限りとなります。
これまで夏にこんなにうどんが売れるとは思いませんでした。
作っている私が「夏は素麺」という思いこみがあったのです。
まあ、讃岐に行けば年中うどんですが…。
うまいものを作ると口コミで広がる。「原料は最高のもの。」「製造は手を抜かず。」肝に銘じてやっています。
7月1日
本当に久しぶりに雨らしい雨が降りました。
朝起きると雨が降っていて、これで少し田畑が潤うのかなと思ったりしましたが、すぐに上がり日が差してきたので大したことはなかろうと思いました。
夕方になって雷と共に雨が結構降って、合わせ技「効果」と言うところかな。
これが梅雨入り?それとも雷が鳴ったので梅雨明け?
しかし、前線が南から上がってきて雨が降ったのではなくて、東北、北陸、瀬戸内と下がってきての雨なので、これはいったい何なのかな?
「梅雨下がり」。
瀬戸内周辺では水不足が深刻なので本当に助かるでしょう。
ですが、実は小豆島では全然こまっとらんのです。
「吉田ダム」にはこれほど雨が降らんのに80%の貯水があり、このままでも8月まで何ともないという私達には本当に頼もしいダムがあるのです。

先日から「ちいちいゼミ」が鳴き始めました。ラジオでは大阪では「クマゼミ」が鳴いているそうです。
先に書いたように連日の猛暑(35度前後という)で雨が降らないので、セミも梅雨はすんだと思うでしょう。
我が家の庭でも異変が生じています。
アゲハチョウの幼虫(昨年からの日記を読んでいる人は判るでしょう)が卵からかえっても大きくなる前にひからびて死んでいくのです。ハチに食べられることはあってもひからびて死んでいくなんて思いもよらなかったが、それほどに気温が高く湿度も低く雨がないということなのです。

その御陰か素麺の売れ行きが好調で、今年は「詰め合わせ商品」を出したので、例年より30%近く多く「極細麺」を作ったのですが、もう売り切れてしまいました。生産数の少ない例年ですら7月後半までは在庫があるのですがこんなに早く売り切れるのは嬉しい誤算でした。
もう一つ驚いたのが「手延べうどん」が大好評なこと。
春に作り置いたものがなくなり6月に追加で作ったのですが、それも今日のこり4kg1箱のみの在庫となってしまいました。昨日までは9kgの箱にして7箱ほどあったのですが、1日でなくなってしまいました。
小麦粉の手配は先日にしていますがまだ入荷していませんので、少し待って貰うことになります。
「少し気にとめておいてほしいこと。」
うどんなどの太ものは作ってすぐの方が美味しいので、あまり長く貯蔵しておかないで、少し(4kg程度)ずつ買って早く食べてしまうことをお勧めいたします。
ただし夏場の生産はよほどのことがない限り生産はしません。もうたぶん売り切れ次第と言うことになりますので食べてみたいという人はできれば予約をしてください。
6月27日
忙しくて、しんどくて、暑くて、死んでおりました。
24日
3ヶ月ぶりの医者。
しばらくは油っぽい食事はしていないが、おやつをよく食べている。体重は70kgで前回よりは3kg下がっているので怒られることはないだろう。せいぜいもう少し、後3kg頑張って痩せなさいと言われるくらいのものだろう。気になるのはコレステロールの値。
281!(血圧は60〜120程度で問題なし。)
なんと!(前回3月の時には220くらいでこれまでで一番良かったのに…)
医者「どろどろやね。ちゃんと薬飲んどるか?」
私「はい」(そう言いながらここ10日ほど忘れて2,3回しか飲んでないなあと思っていた。)
医者「毎日飲んでますか?」
私「時々忘れます。」
医者「そこまで聞かなあかんのや。」
私「前回は低かったのになぜ?ここんとこ食事も野菜中心で油っぽいものはあまり食べてないんですよ。」
医者「そしたら肝臓や。肝臓がそうなっとる。そうなると薬しかないが薬は前のようになるから(副作用が起きた。)よう飲まんやろ。」
医者「ちょっと数字が悪いから血管の検査をしとこうか。今日は時間はありますか?」
私「はい」
手首足首胸にぺたぺたと吸い付かせて検査。
血管年齢50代前半。心臓に血栓もなさそう。
さらに階段を上がり降り3分。
これが結構時間が長くてしんどいのである。
異常なし。
医者「普通これくらいどろどろに数字が高かったら血管年齢80歳くらいになるんや。」
   「今はまだ年相応やけれどこれから心臓の病気が出てくる年齢やから気を付けてください。」
実は私20代半ばで237という数字を覚えていまして、30代では300くらいまで上がりまして、なんの自覚症状もないまま280〜300位を維持しておりました。
甲状腺が破壊されホルモンが分泌されなくなって一挙に400を超えてしまってから医者での薬と食事の改善が余儀なくなりました。
次の9月までにはきちっと薬を飲んで、運動をして、食事も油ものは控えて、おやつも取りすぎずと心に誓いながらも、今日仕事を休むと薬飲むのを忘れてしまいました。(反省だけなら猿でもできる。)
わたしゃあウサギや。(そう言うことやない。)

最後に少し仕事のこと。
25,26日と2日仕事をして今日休みましたが、あまりの暑さにぐったりで9時前まで寝ておりました。
もうこれくらい暑いと3日と続けて仕事はできません。
詰め替えて出荷もしなくてはいけませんので休みとはいえ全く休めませんが…。
6月23日
結束は昨日で終わったので、朝から詰め合わせ。
素麺を作らねばならんのだが、連日の作業でくたくたなので今日は休んだのである。
明日から仕事をしようと思っていたのだが、気が付けば明日は病院に行く日であった。
体重は落ちていないし、よく食べているし、きっとコレステロール値は高いと思う。思うが、そう油分の多い食事はしていないと思うので(たぶん)、明日血液検査をしての結果次第である。
結果次第というのはこの値が高ければ医者から体重のこと不摂生のこと色々とじわじわとネットリとそれでいて死にたかったらそうせいやと見放したような言葉が時として返ってくるので小心で気弱な私としては裁判官の前に出るような気持ちなのである。

素麺の詰め合わせをしながら考えていた。
私達手延べ素麺製造業者にはある呪縛があるのではないか。
それは何か?
手延べ素麺は「2日工程で作るもの。」というもの。
確かに昔は農閑期の冬に作って、春から秋にかけては農作業が忙しく素麺は作っていなかった。
が、今は1年中素麺、うどん、冷や麦と作っている。
特に素麺は2日工程で作るもので1日工程で作るものではないといわれている。
いったい誰がそういったのか?
10数年前から研究者によってそんなことはないと言われ、最近では調理人にも作りたてが一番美味しいと言われている。このことはどこかで少し書いたような気がするが、ページとして出した方がより判断材料になるでしょうね。
特に今、「JAS規格・表示法改正」によって熟成時間何時間以上などと意味不明な(何ら根拠のない)熟成時間を設定している改正法がまかり通ろうとしているときですから。
各産地は「ウチは大丈夫。手延べとして表示出来ます。」などとのほほんとしている。
そういう問題でないことは私の質問状に対し2度までも返答しない農林省の対応で明らかであろう。
農林省自体がこの改正が改正でなく、詭弁であって何らの科学的根拠のないものであることを承知しているからに他ならないからである。
私はこれからも消費者に判って貰えるように訴えていくつもりです。
6月21日
19日の日記の言い回しではたぶん誤解を受けるんではなかろうかとふと思ってしまいました。
これは私の言い回し。決して言葉のままの意味合いではないのじゃよ。
「仕事もバレーも良いけれど身体に気を付けて」という意味の温かい息子の言葉なのだ。
で、なにまだ子供に気遣いされるほどもうろくはしとらんわいという親の気概の言葉なのだ。
日本語は奥が深いのだ。(一人でずううと奥深う沈んどれ。)

もう明日1日で結束が終わる。
一番奥においていた「切り込み」を取ろうとしたら濡れている。
………?
どういう事?
その日1日分が濡れている。
なぜ?
その上にクーラーがある。
もしやクーラーから水が?
触ってみると、案の定水が出てきた。
木と紙を伝って浸みている。相当分廃棄処分だな。(ツブシにしよう。)
電気屋!かも〜ん。あんたの工事が悪いんや。へたくそ。やり直しやで。

昼前に母がやってきて「玄関の横にスズメバチが巣をつくっとる。」というので、見に行くと確かに巣がある。握り拳より少し大きいくらいである。
以前握り拳くらいのが同じ所にあったのを取ったことがあるが、そのときはハチは2,3匹くらいでそう心配はしなかったが、今回は数匹いる。
もし失敗して巣が落ちたり、さされたりすると大変なので、役場に電話して相談すると業者を紹介された。
業者の話によるとこれで2日程度だそうである。
柄の長い網にスーパーのビニール袋をクラフトテープでひっつけたものとスプレーが武器である。

巣には数匹のスズメバチがいたが、それ以上のハチが外を飛んでいて帰ってくるそうである。
女王バチがいないので餌が取れずすぐに死ぬそうである。
ところが夕方になるとすぐ横に小さな巣を作っているそうです。業者によると「空巣(からす)」で女王バチがいないので心配ないそうである。
それにしても玄関のすぐ横なので出入りの時に少し心配である。
6月19日
届きました。娘からの父の日のプレゼント。
息子からはメールが入って、「もう2・3年しっかり働け」と励ましのお言葉をちょうだいいたしました。
来年大学院の方に進むそうで、もうその試験に合格したとのこと。お早い…。

自治会の掃除のこと。
なにがなんでも5時になんか起きるもんかとの決意を秘めてぐっすり6時前まで寝ました。
6時を回って掃除に出ましたが、そのときにはもう終わっている”………………”(書かれへん)もいたが、さらに遅れて出てくる猛者もいて、7時過ぎまでやっておりました。お茶を貰ってチャンチャン。
今日は7時過ぎまで結束をし、8時前にバレーに出て行くという忙しさ。
帰ってきたのが10時過ぎ。
娘と息子に電話して、こことバレーのサイトを更新して、他のサイトは手を付けずに風呂入って寝ます。
これが私の一日。
あーこれが青春?         ラオシュン?
6月18日
しばらく空いたけれども、取り立てて書くこともない、変わらぬ日々の繰り返しである。
結束しておいた素麺が残り少なくなったので、切り込みのまま置いてあった素麺の結束をし、詰め替えて注文があった品を出荷している。遅いときには夜の11時12時までやっている。
従って日記を書く暇がない。
大抵は風呂入って、メールを確認して、HPを巡回(4つのサイトを管理している)して書き込みはないかチェックしてから寝ている。
来週から天気が良いときには素麺、うどん、冷や麦を作る予定です。

昨日は母の誕生日で回るお寿司屋さんに行ってきました。
日によって回るネタが変わるようで、昨日はあんまり良いネタ(私が食べてみたいと思うようなものや種類の多さ)が少なかったように思う。
といっても、行ったのは昨日で2回目なんですが…。(最初に比べてということですか…)

娘からメールが入っていて何か父の日の荷物を送ってくれているようです。明日の午後に配達の予定だそうで(実は娘からは初めてのプレゼントなんです。)、なんにしろ楽しみにしています。
これまで父の日であれ、誕生日であれなにも貰ったことがない。薄給で自分のことが精一杯の娘でしたが、少しは生活に落ち着きが出てきたようで、周りのことも見ることができるようになったのかな。
おっと、もう1時になったのでもう寝よう。何しろ明日は自治会の掃除が朝6時から(実際には5時過ぎからやり出す人、はっきり言ってお年寄りがいるので起こされる)ある。
4時間しか寝られないと言うこと。午睡が必要だな。
(優雅かどうか判らないが…。)
6月10日
少子化少子化言うて、「労働力がおらんようになる」「年よりの年金支えるやつがおらんようになって貰われへん」等々ことあるごとに言われる。
今、この狭い日本に1億2千万の人間がいる。少ないですか?
江戸から明治になった頃、太平洋戦争が終わった頃の人口てどのくらいやったん?
経済なんかズーと右肩上がりになる訳ないやないか。
そんなに少子化が悪いことか?
少子化傾向が安定したら、人口も安定しグラフも頃合いになるやろう。その途中では辛い人も出るやろうが、今日本に限らず世界で人口が爆発しているとしか言いようがない。
もっと人間は少ない方がいい。今の半分くらいの方が環境破壊を食い止められていいではないか。
と、時事問題に横やりを入れて…、

ちょっとびっくりしているのが「手延べうどん」の人気。
春、かなりのうどんを作って在庫したのだが、口コミ等でもう早在庫が3分の1以下になってしまった。
かといってこんなに暑くなると匂いが付いたり腐ったりしてしまいそうで作ることができません。
シーズンの間在庫があるだろうかと心配しています。
何せ新商品です。
「ありません。売り切れです。」では今後のことを考えると避けたいのが本音。
かといって粗悪品は作れません。
うまいものを作ったらお客さんが支えてくれる。身をもって知らされました。
6月8日
サッカーで日本が北朝鮮を倒して予選を2位以上で突破し、来年度ワールドカップ(ドイツ)に出場出来るそうな。私はバレーをやっているので、こういう事で大騒ぎをして盛り上がってくれる(うまく乗せるのが上手な人達がいる)のをうらやましく思う。過去に置いてバレーが世界でも常にトップを争っていたときでは、予選なんかでは全然盛り上がらないのです。
勝って当たり前。金メダルしか目指していないので予選なんか選手であっても勝って当たり前。
そういう過去があるせいか今や予選でさえ勝てないていたらくになると応援するどころか”なあんやつまらん。弱いもんや。そんなんじゃあ勝てんわ。”とファンも離れていく。
選手はというと最近は全日本に選ばれても辞退する選手がかなりいるらしい。
バレーボール協会はもっと知恵を出してサッカーのように盛り上げて欲しいもの。

おっと、仕事のところでバレーのことを書いてもどうにもならん。
忙しいんですわ。
疲れました。
ほなお休み…。
6月3日
アゲハチョウがやってきてパセリに卵を産んでいった。
以前にも来たのだが生まずに飛んでいったので、「う〜ん、今年はアゲハチョウがあまり来ないなあ。個体数が少なくなったのかなあ。」と心配しておったのです。
たぶんこれからちょくちょくやってくるでしょう。
天敵は”ハチ”なので、大きくなったら疎開させる。
軒下のハチの巣は殲滅させる。
バドミントンラケットを用意しておいて退治する。
殺虫剤も常備する。
食物連鎖?
よく分かっております。
例を書こうと思って考えた…。面白くない。
で、止め!

「小豆島検定」、「小豆島素麺検定」
この問題をいっぱい集めてランクを付ける。
例えば、素麺検定なら、見習いから麺職人、匠などの称号を与えるなどがある。
考えてみて、問題を作るのが大変だと気が付いた。一人では無理。
協力してくれる人がいる。
小豆島検定などは町なり観光協会などが主体となって問題集を作ったりすればよい。
6月1日
今日1日の仕事。
明日から2日ほど天気が悪いそうです。梅雨入りが遅れると言ってもぼちぼち雨が降るし、台風も発生する。今日の天気は崩れる前で、南風が少し吹き、温度も高く、少し湿度があって、素麺がゆっくり乾燥して綺麗に仕上がるのです。これまで5月は異常に乾燥していて、早くに取り込んでおいても急激な乾燥はどうしようもなく、一番上の上バチの方が少しもろくなるのです。
こわり(包丁で19cmに裁断する)では何ともないのであるが、麺カッター(素麺の寸を揃える機械)で揃えようとすると、上バチが折れてしまうことになる。
結束の時に出刃包丁で寸を揃えるという方法もあるが、これも折れてしまうのである。
つまりは急激な乾燥が起こらないような乾燥室の構造が大事だということになる。
敷地面積とか構造に制約があって(先立つものも大いに必要で…)、一概にこれでという訳にはいかない。

素麺屋さんは世事に疎い。
それは当然で朝3時4時から起きて6時7時まで仕事をする訳だから、世間でなにが起こっているのか判らない。玄関を出ない生活が続く訳で、欠礼してしまうことにもなる。深謝。
もっぱらラジオを聞きながら仕事をしているので、世間の情報はラジオから聞いてはいる。それとインターネット。テレビも少しは見るな。
ただし、地元の情報は全く判らない。
全く知らないまま欠礼してはいないだろうかと心配する。
特にこの冬からそれが気になりだした。