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素麺記  04,3月

3月29日
今日で5日続けた。
明日天気が悪いので休んで、最終日の31日に仕事をして、たぶん10日ほどの休みとなる。
この冬の寒製は、ご近所の不幸やら風邪を引いて休んだりと仕事を休んだので、17袋小麦粉を取っていない。
休みの10日ほどの間に「切り込み」でおいている素麺の結束を一生懸命にしなくてはいけない。
そして検査を受けなくては。
春は生産カットされるかもしれないので、早めに「アルバイト」を探さなくては…
この年では難しいんだが…
個人での販売に力を入れようと思うんだが、それもどうすればいいんだか…
周りの愚痴、不満を言ってもいい事はない。
取りあえずは「いいものを作る事。」それしか私にはないね。
いろんな伝を利用して「売る」という事が出来ないんだから。
ネッ。
「ネッ」て言ってもねえ。
それが私なんだから。しょうがないね。

今日のニュースによると高松の港の「シンボルタワー」のオープンらしい。
いろんな店が出店するらしいので、4月11日に行く予定があるので寄ってみようと思っています。
3月26日
昨日の雨はどうですか。
天気予報の変遷
24日昼、晴れのち曇り。
24日夜、くもり
25日朝、曇りのち夕方から雨
実際には昼過ぎから雨。
雨の中仕事をしました。
素麺に色が付かないように、ボイラーを噴かし、換気扇を入れ、戸を開け放って温度が上がらないようにして空気がこもらないように気を配って、3コマほど乾いて下ろすまでそのまま乾燥し、その後戸を閉めて温度を上げ、換気扇も止めて仕上げました。
仕事が終わったら8時半になっていました。
ほんと疲れましたわ。
乾燥室がいくつにも別れておればこれほどに苦労する事もないのですが1室なので時間がかかります。
「飯食って、風呂入って、ばたんグーでしたわ。」

今日はまたいい天気で良く乾燥していたので、今度は乾きすぎないように気を配り、1コマ降りたら中に入れもどしながらゆっくりゆっくりと乾燥したので、これもそこそこ時間がかかるのです。
春にはコロコロと天気が変わるので気を付けなければいけません。
そう塩加減と水加減にね。
3月23日
池田町のうどん屋さんにかみさんと一緒に行って食べてきました。
ちょうどかみさんの実家に用事があったのでその帰り立ち寄りました。
麺はゴン太。(ごんたではなくごんぶとと読む。 失笑。)
「ザル、特大(340円)とレンコンの天ぷら(80円)を注文。」
二筋つかんですすると口いっぱいになる。
もうちょっと細くても良いなあ。(私にとっては。おちょぼ口なもので。)
なかなかのもの。
この太さのものの食感は初めてで、他では食べた事のない食感でした。
ただ天ぷらは「サクサクッ」としていて、私としては「コリコリッ」としている歯ごたえのあるのが好みです。
直ぐに食べ終わり、おなかの別腹に入りました。
営業時間を見ると11時半〜1時半となっている。
たった2時間の営業時間。
へえそうなんや。固定客だけ、地元だけをターゲットにしたんや。
時間を絞れば「生きた麺」だけ提供出来るしな。
出来れば11時からにして貰えれば助かる人もいるだろうなあと思うが、店の都合、麺の都合もあるだろうし。

高松に行った時には必ずうどん屋に立ち寄るのだが、小豆島ではあまり入らない。
気にした事はないが(無意識に)はいらない。
今まで内海に2軒あって何度か食べましたが、「やっぱりうどんは讃岐」と思っていました。
最近になって池田に1軒、土庄に2軒出来たのですが、「裏切られるのでは?」という思いから探険しておりませんでした。
土庄の2軒も近いうちに探険して報告いたします。
3月22日
「表示法・JAS規格改正」については「その資料」をもう少し書き足さなければならない。
その後議事録の中で「コメント」を書きたいと思っています。
3月31日付をもって「告示」されると思います。
もちろん「9月16日」の決議通りに告示される事と思います。
私達はそれがどういうものなのかしっかりと把握した上で、今後どのように対応したらいいのかを考えなければならない。
この改正がどういうものなのか(農林省はまだ一切その取り扱いについて発表していないし、質問にも答えていない。)消費者にも訴えかけなければならないし、農林省にもその問題点を追求し、早い段階で見直し、改正を行うよう運動しなければならないと思います。

昨年から私は「手延べ小豆島」として「私の素麺」、「機械作りではなく手作り」を強く訴えて、黒帯、金文字を使って差別化を図っています。
良いものをしっかりと手間暇掛けて作り、消費者に訴えかけていきたいと思っています。
そうした差別化による生き残りを考えなければいけない状況です。
今回の「改正」をどう自分に有利に持って行けるのかも考える必要がある。
3月17日
悪魔のいたずらも峠を越えたので明日から仕事をします。
体調不良というのはほんと気が滅入ります。
今年は怪我だの病気だのと良い事がない。
少し謹んで穏やかにしなさいという戒めだな。
そう、なんかわっせわっせと進んでないと(青春してないと)(そういう年かと突っ込んでるやろな)生きてると感じられないような生活してるもんな。
短い時は2時間位の睡眠で仕事してるもんな。
仕事してる時は長くても5時間位のもんで。
休みの時には7時間位、時々それでは足りなくて昼寝をする事もあるな。
晩にこれやってる分削られてるな。
まあ今は楽しみでやっているんで、いつまで続きます事やろか。

けんど、結構たくさんの人が見に来てくれてるンやけど、そんなに面白い事書いてへんし、ためになるような事も書いてないように思う。つらつら生きてるのんをちょっと残してみようかなと気まぐれに思うたんかもしれんな。そのちょっとした気まぐれがどうなるのか見てみようかなと言うところやろか。
正直言って3つのサイト維持するのが手一杯。
新しいページをというか論を出していかねばならんページがあるのに手が回らない。
つまり中途半端には書けないページなのでしっかりまとめて書くためには時間が必要なのだがそれが取れない。
気持ちばかりでストレスがたまって怪我、病気になる。
ああ悪循環。
3月14日
昨日背中も軽い肉離れ症状を起こす。
深呼吸が出来ない。
右足ふくらはぎの肉離れが身体のあちこちに影響してきている。
ふくらはぎも治りかけてるかと思っていたら、体重を掛けただけでキャーとしてまた痛くなってしまった。
ゆっくり身体を休めん事には直りそうもないぞ。
とはいえ「寒製」はあと半月しかなく、「春製」も仕事といえるほどの仕事もさせて貰えそうもないので、無理は承知でも頑張らなければならん。

今日の塩の量1.57kg/袋 (気温1.1℃〜18.8℃)
明日の塩の量1.6kg/袋  (気温予想3℃〜17℃)
気温がもう少し上がると思って塩の量を増やしたのだが変わらないようなので、明日は少し時間がかかりそうだ。
たぶん同業者が使っている塩の量より多いと思うのだが、若干の秘密がある。
温度が低い時には出来るだけ塩を多く使うようにして、高くなると押さえるようにする。
ある段階から下の量は使わないようにし、またある段階から上も使わないようにする。
下は5.5%、上は7%強である。
秘密は話さない。
以前は何でもかんでも話していたのだが、馬鹿らしくなって話さなくなった。
大したことはない。
些細な事の積み重ねです。
何が大事か、どうする事が麺にとって良いのかを考えながら仕事をしていれば、ヒントは見えてくる。
とはいえ、いつまでたっても「うんできた!」といえる素麺はない。
一度でも作ってみたいやね。
3月12日
今日息子が大学に帰っていった。
3月末に試験があるそうでその準備があるのです。
社会人になればいろんなしがらみがあって、思うように勉強したくても出来ないようになります。
出来る今、やりたい事があるのならその道を進んでいく事が大事かと思います。
自分で自分の道を進むしかないですから。
周りの者はその手伝いをしてくれますよ。
がんばれとか努力をせ、とかはないです。
やりたいからこそ好き放題目一杯やれるんだろうから。
そうでなかったらどのみち進んでもたいしたことはない。
自分次第という事。
「これをやりたい」という夢があれば誰でも進んでいけると思うんです。

う〜んどうも今日は柄になく説教じみたなあ。
やっぱり子供の事になると落ち着かんからかなあ。
私はといえばやるだけやってあとはケセラセラかなあ。
そうでもないかなあ。
こういう事はあんまり書かないようにしよう。
どうも内に向かい過ぎてしまう。
もっとさらっと、さらさらっと流さなくては。
3月11日
小豆島では雨は素麺屋さんの上に降る。
朝から結構な時間降りました。
「菜種梅雨」かな?
明日もはっきりしない天気だそうです。
私は明日は歯医者さんですので降っていただいても、モウマンタイ。ノウプロブレム。

もう残り20日ですので(寒製の製造期間が)雨は降って欲しくないです。
責任数の数だけ出来るかどうかなので3月はもうずっと晴れていて欲しいですね。

「表示法・JAS規格改正」について質問状を出して、もう1週間たつのですがなんの返事もありません。
年度末で告示の準備で忙しい、或いは鳥インフルエンザの対応、BSE問題でてんてこ舞いである。
もっとも私も「表示法・JAS規格改正」の審議資料を載せて意見を書こうとしているのが途中で止まっている。
本業が残りわずかなのでそちらの方をラストスパートなのです。
規格改正の方もそうなので気が気ではありません。
もっとも決議は9月16日にされているのでそれを告示するだけなのです。農林省としては。
それをここまで引っ張ったという事が不明なのです。
何かが(ひょっとしたら私が言ってきているような事が)引っかかっているのでは…と想像しているのです。
現に中四国農政局では対応が出来ない状況です。
質問に対する本省の対応策が降りてこない状況となっているからです。
さあ、どうする
3月8日
7日にお客様から「ザル豆腐」を戴きました。
まさにざる一杯に豆腐が入っています。
注意書きがありまして、
まず食すには、薬味を入れずにそのまま何も付けずに食すべし!
その味わいを吟味した後、薬味を入れて食すべし!
決して「木綿」でも「絹」でもない。
ずっしりでもペチャッでもない。
ほわっとして、ふわっとして絶妙にまろやかな(なんと抽象的な、わからんやろう!と自分で突っ込みを入れる。)その商品にというか仕事に絶対の自信を持っている、その人の生き様までもが見えて来るものでした。
「悔いがない、残らない人生」、いつもそう思い、そう書いてきた私ですが、人にそれを見せられるとどきっとすると共に私ももっと頑張らなくてはとも思います。
新鮮な自分を取り戻せたような豆腐でした。
今日も続けていただきました。とってもおいしい!
なんせザル一杯、3kgくらいあるんですから!

いただき物の話パート2。
今日は知人より「かに」が送られてきました。
でかいのが3バイ!
「花咲がに」(こんな字だっけ?)
夕食にて黙々と食す。
身はぎっしりとつまり、おつゆは濃厚、美味。
こんなに続けておいしいものを戴いて至福!(幸せ!と書けんか。かっこつけて。)
感謝!

そういえば以前に私の友人からの紹介で買っていただいているお客様にご近所から素麺のお裾分けがあったそうなんですが、「そんなもの食べないでこれ食べてみ!」と反対に家の素麺を持ち帰らせたそうですが、それを伝え聞いたときのことを思い出しました。
うれしかった。
本当にうれしかった。
K様、その豆腐やさんにお伝えください。
「おいしい豆腐でした。」
そして、ありがとうございました。
3月5日
今日病院に行ってきました。
コレステロール値 228!
グッと下がっておりました。
正月のどか食い、食っちゃ寝食っちゃ寝の生活が招いた結果が310という数字でしたが、その後のまじめな生活?で体重も67kgをキープし、豆乳も欠かさずに飲んだ結果がこうでした。
コレステロール良し!
中性脂肪良し!(198 食後2時間)
ホルモンの分泌良し!(0,62 最低ラインを上回っている。)

医者曰く、「これならいいね。これが続くといいね。」
うんうん、まっとうな健康体やね。

もっともこのごろ身体のあっちが痛いこっちが痛いと関節痛に悩まされているのは年のせい?
肉離れもそうなの?
まだ25のつもりなのに…
3月4日
以下の事項の他農林省に質問を出している。

表示法・規格改正について今文書を打ち込んでいるのだが、なぜ?と思えるところがある。
中四国農政局に問い合わせ、農林省に回答を求めねばならんと思っている。
特に「門干し工程」の定義についてはなぜこのような括弧くくりの定義にしたのか理解しがたい。
特定JASと表示法における「門干し工程」の手作業の範囲がこの括弧くくりによって違っても問題がないように解釈される。
なぜ特定JASの手作業の基準「小引き工程から門干し工程までの間において、麺線を引き延ばす行為のすべてを手作業により行っている事。」とあり、表示法においては「小引き工程又は門干し工程において麺線を引き延ばす行為を手作業により行ったもの。」とあり、賢明なる人は分かるだろうが、JASは小引き、門干しの両方「麺を延ばす行為のすべて」を手作業でしなくてはいけないが、表示法においては小引き、門干しのどちらか「麺線を引き延ばす行為」を手作業で行えばよい。

表示法においては「すべて」が抜けており、よって「門干し工程の定義」における括弧くくり(乾燥用ハタを使用して麺線を引き延ばして麺とし、乾燥する事をいう。)があるため、門干し工程の一部分であるこの作業を手作業で行えば「手延べ干し麺」「手延べ素麺」と称しても問題はないのである。

現実に皆さんが作業をしておられる、小引きを機械で引き、機械で麺を分け、延ばしていても、それを手作業で乾燥用ハタに付け、20〜30cmハタを引き上げて麺を延ばし、乾燥すればそれで良いのである。
それで間違いなく「手延べ素麺」である。

文書をHPに載せてからになるが皆さんで検討してみてください。
もう少し打ち込むのに時間がかかります。(夜に打ち込んでいるのでなかなか進みません。もう少しお待ちください。)
手延べ素麺の将来に疑問も持ちます。
ただでさえ長期斜陽産業です。
本末転倒といえるところで業界は頑張っているような気がします。