第五章
潜 入! 秋 葉 原!!


関東旅行最終日。 この日、私達は秋葉原へと行く事にしました。
私の秋葉原のイメージ、とにかく電化製品&PC製品が安い!!! 古くは叩き売りで栄えた町です。 モデムなんか千円で売ってるんとちゃうやろか? 九割十割あたりまえ!!!
ウソ です。 そんなハズありません。
見た目はごくごく普通の商店街です。 電気屋ばっかりですけど。
不思議な人達がいます。 アキバの原住民です。 イワ王サマが教えてくれました。 よくある 小太り&メガネ&紙袋 といった格好ではないようです。
主な特徴としては、

○ やっぱりそれなりに太い人もいるが、意外と普通っぽい。
○ 長髪が多い。 後ろで束ねてます。 でも、髪はボサボサで、長髪はハッキリ
   言って似合わない。
○ 服装は意外にジミではない。 が、総じてジャンパー系が多い。
○ 二・三人という少人数で行動している。
○ 何といっても、とても楽しそうである!!

女性版もいるようです。 私はいかにもといった女性を見つけ、イワ王サマに聞いてみました。 あれがそうなのか? が、あんなのは序の口だそうです。
恐るべし、秋葉原!!
ここにはPC用のエッチなゲームの宣伝ポスターが臆面もなく店頭にいっぱい貼り出されています。 どう見ても、エロゲー専門店にしか見えない店がいっぱいあります。 そのどれもが、もの凄く繁盛しています。
恐るべし、秋葉原!!
先に述べた、いわゆるアキバ系とされる人達、それは客ばかりではありません。 店員も同じような感じです。 やっぱりそういう客を相手にするには店員もそうでなければ勤まらないのだろうか? やたら愛想がいいです。 何も話さなくてもこちらをニコニコしながら見ています。
恐るべし、秋葉原!!
よく考えたら、今日は元日です。 私が子供の頃などは、五日頃にならなければ店が開かず、それまでお年玉を持て余していました。 ところが、まるでただの休日であるかのように殆どの店が開いており、それに見合うだけの客が道を歩いています。
恐るべし・・・