第二章
戦 慄! 青 山 墓 地!!


痛む足を引きずりながらホームを歩く。 とてももどかしい。
階段を一段ずつ下りていく。 とてももどかしい。
自動改札口のドアがバタンと閉まる。 とてももどかしい。

私は知っている顔を探した。 いない。 ウロチョロしてみた。 いない。 電話してみる。 どうやら渋滞に捕まってしまったようだ。 私はブラブラとビッグカメラへと行った。 特に購入予定の物もないので宇宙戦艦ヤマトのタイプソフトのデモビデオをボ〜っと観ていた。
やっぱりデスラーはカッコイイ!!
更にフラフラと本屋にも行った。 店内で私の携帯が鳴る。 とても恥ずかしい。 本屋とかの店内で電話してる人の気が知れない。

私達は再会を果たした。 知らない方がDEVサマと蹴り合いをしている。 初対面の ogiサマ だ。 みんなと簡単に挨拶を交わす。 何だか照れくさい。
本日の参加者は、DEVサマ・イワ王サマ・ogiサマ・r−typeサマ(以下Rサマ)に私を加えた五名である。

今回は呑み会を行う事になっている。 既に私の中では大宴会の真っ最中!!
そんな私の耳にイワ王サマの信じられない言葉が飛び込んできた。
『今回は呑み会ではなくスポット巡りになりました』
は? 私は再び確認した。
『呑み会はキャンセルしてスポット巡りを・・・・
 呑み会はキャンセル・・・・
 キャンセル・・・・』

このひと言のダメージはデカかった。 H・Pがゼロになるかと思いました。

私達を乗せてRサマの車が走り出した。 私は気分を切り替えた。 と 言うより楽しければ何でも良いのだ。 とりあえず食事という事で、車は私の知らない街中をDEVサマのナビの元、走っていく。 彼はラーメン屋にとても詳しい。 高い店・安い店・美味い店・不味い店・・・ しかし、多くの店が閉まっていた。 どうしようかと相談中、更に新事実が発覚した。 彼は焼肉屋にも詳しい。
グルメマップ不要!!
私達は焼肉屋に落ち着いた。 運転手(Rサマ)に悪かったけれど、私はちゃっかりビールを注文した。 しかもおかわりまでした。 ここで私は今日になってから思った事を述べてみた。
どこでもいいから二泊してゆっくり楽しみたい!!
みんな喜んでくれた。 とても嬉しい。