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望遠鏡
mini BORG 45EDU (fl325mm F7.2)
一眼デジカメに相性が良いと評判のBORG45EDの新しいエコガラス仕様です。少々焦点距離が伸びて暗くなってしまいましたが、シャープさは健在で、各収差が良く補正されており、フローライトのように恒星の色がとても奇麗です。唯一の欠点はやはり暗い(専用レデューサをつけてもF6.1)のでISO1600でも10〜15分くらい露出したいところですが、写野が広いのでモザイク撮影することを考えると納得できます。EM200なら簡単な極軸合わせでノータッチ撮影できるので、お気軽撮影にもってこいの鏡筒です。
写真のようにミニボーグ用の鏡筒バンドにアリミゾをつけて、ワンタッチで取り付けられるようにしています。これでしっかり固定できるようになり、写野の回転が楽になりました。

ケンコー SE200N (fl1000mm F5)

小さな星雲を撮影したくて大きな鏡筒を購入しました。ケンコーが取り扱っている中国製の激安鏡筒ですが、シビアな一眼デジカメにも十分対応できる鏡です。これにビクセンコマコレクターUをつけるとAPS-Cサイズでは周辺までシャープな画像になります。画像例
星像がちょっとボッテリするのが惜しいですが、それさえクリアできればイプシロンにも対抗できるほどのすばらしい鏡筒です。

ただ安いなりの問題点はあります。ドローチューブ周りが貧弱で撮影には補強が必要なようです。でもガタはないので一眼デジカメならそのままでも何とか使えます。
鏡筒は非常に薄いので、鏡筒バンドを締めるだけで光軸がずれてしまいます。今のところセットアップ後に毎回光軸を修正して撮影しています。今後はバンド、プレートを改良しようと思っているのですが、既製品では鏡筒以上の出費になるので自作する予定です。

F5と明るい鏡筒ながらフードをつけると1mを軽く越えてしまうので、ガイドがシビアになり、ToUcamによるオートガイドではかなり難しい印象です。

タカハシ ε-160 (fl530mm F3.3)

ネットでお世話になっている方が所持しておられた鏡筒です。反射鏡筒は殆ど使ったことがなかったので、光軸あわせ等メンテナンスに不安がありましたが、問題があったらアドバイスしていただこうと思い、思い切って譲っていただきました。

性能は今まで所持していた望遠鏡がまさに霞んでしまいます。目が痛くなるようなシャープな星が写野いっぱいに広がっています。とても明るいので露出時間が少なくて済み、CCDのノイズ・ガイドの精度などあらゆる点で有利になります。

またガイド鏡(ボーグ76ED)は譲っていただくときに作ってもらったブリッジプレートにガッチリ固定しています。これににボーグのイメージシフト、ビクセンのフリップミラーにST-4と同焦点アイピースを装着しているので、ガイド星探しが楽になりました。
ST-4のCCDが壊れてしまったので、今はToUcamPROUでオートガイドシステムを構築しています。


PENTAX 105EDHF (fl700mm F6.7)


04年の春にオークションで落札しました。タカハシFC76を落札できず、怒りのあまり我を忘れて怒濤の入札、落札!。これから望遠鏡への物欲が沸々と・・・困ったものです。
製造番号から'83年物と思われます。

20年物とはいえ基本性能がすばらしいのでデジカメにも十分対応できます。さすがに青ハロは出ますが、アクセントとしてちょうどいい感じです。
×0.72レデューサー装着でfl504mm F4.8と、今でも相当明るい写真鏡です。
もちろん眼視でも安定した像をむすび、オールラウンドな望遠鏡です。

ただ難点は純正パーツが高い、他社製のパーツと互換性がないことです。
その対策としていろいろ自分なりに工夫してみました。

ファインダーは中古の7×35mm正立ファインダーをM8穴あけ加工して止めています。頻繁に着脱しないならこれでも十分快適です。

鏡筒バンドはビクセン開発の114mmバンドにキャリングハンドルを付けて、アリガタアリミゾ仕様で簡単に装着出来るようにしています。外すとアリガタが台座になるので保管にも便利です。

拡大撮影にはBORGの60mm延長筒に薄いテープを一巻きしてPENTAXの60.2mm穴に合わせ、ボーグパーツを使えるようにしました。

またこの望遠鏡、屈折にしてはバックフォーカスが短く(写真撮影には利点です)、純正31.7スリーブに天頂プリズムを装着するとビクセンのLVでは合焦しません。
そのためボーグの延長筒、ボーグSD-1の31.7mm接眼アダプタ、天頂プリズムで合焦させています。

また重量が7kg近くあるので、ガイド鏡とカメラを付けるとGPDクラスでも苦しくなります。
以前高橋V−1に無理して乗せていましたが、モータードライブが壊れてしまったので、思い切ってEM200の中古を購入しました。

BORG 76 ED (fl500mm F6.6)


オークションで購入しました。
非常に使い勝手がいい望遠鏡です。ハロが少なく撮影にも十分使えますが、おもにガイド用の鏡筒として使っています。

ST-4が壊れてしまったので、フロントヘリコイドにフリップミラー、ToUcamをつけてAstrosnapでガイドしています。ガイドシステムはToUcamを入れて3万円ほどと、安価なシステムです。
ToUcamは感度が低いのでガイドマウントにつけていますが、風があるとガイドエラーが出てしまいます。


mini BORG 60 (fl325mm F5.4)


ガイド用に購入したのですが焦点距離が短かすぎたので写真用に使っています。×0.85レデューサでfl276mm,F4.6。ちょっとした望遠レンズです。

ヘリコイドとフィルターを装着して合焦させるために標準仕様とはかなり違った組み合わせになってしまいました。でもこういうのがBORGを使う楽しみでもあります。

青ハロが気になるので、LPS-P2とL41フィルターを装着して軽減させています。周辺像は均質で優秀なレンズだと思います。

今は上の写真のようにLV-40をつけて、明るいファインダーとして使っています。

高橋製作所50mmアクロマート (fl700mm F14)


高橋製作所初期のTS50赤道儀に附属していた望遠鏡。'73年製です。
20年ほど前、従兄弟からV−1赤道儀といっしょに譲り受けました。

作りは高橋製作所の職人気質が随所に感じられます。
対物キャップはねじ切りの金属製で、レンズには立派な光軸調整装置が付いています。
ドローチューブはいまだにスムーズで、アイピースアダプタはしっかりした締め込み式です。

特に月や惑星では50mmとは思えないコントラストの高い落ち着いた像を結びます。
ミザール100mm反射 (fl600mm F6)

20年ほど前に購入した望遠鏡です。

当時としてはF値が小さく安価な写真鏡として使えるかなと思ったのですが、新品時からドローチューブにガタがあり焦点あわせがうまくできませんでした。

眼視でもただ明るいだけ。50mmアクロマートの方がずっとよく見えるのでほとんど使っていません。