熊本市東区　鍼灸専門治療室。こころ鍼療室です。

治療方針

　鍼灸（しんきゅう）治療は、鍼（はり）で痛い思いをさせて、また、お灸（きゅう）で熱い我慢をさせて治療することではありません。

　正常でなくなっている身体は、長い間その状態に慣れてしまうと、「正常な状態でないことがいつもの状態」と身体は認識し、修復をしないまま過ごして「慢性の痛み」を抱えてしまうことになります。
　鍼で小さな傷がついた状態、お灸で皮膚が熱を感じ取った状態のその刺激は、脳に伝わり、通常と違う刺激情報に 気づいた 脳は傷ついた部分の修復を開始します。
　鍼も、灸も　気づかせる　刺激だと言えます。何かの刺激に気づいた身体はそれに対処しようと働き始めます。「修理を怠っていた。修復を怠けていた」と気づいた身体は、正常に近づけるように活動を始めます。

　鍼灸は修復を 気づかせる 刺激ですが、それだけでは修復ははかどりません。それにはもう一つ必要です。それは 修復をする為のエネルギーです。肉体的、精神的、そして栄養面での余裕を与え、修復しやすい環境を整えてやることが大事です。

　よって、治療お任せではなく、治療者と本人の協力が大事になってきます。肉体的・精神的な疲労の軽減は、治療以上に重要だと思います。お一人お一人は個性的な生き方をしていますが、その個性的な生き方の中に、身体にとって悪影響を及ぼしている部分が隠れていることがあります。悪い影響が出ないように生活を見直し改善をすることは、この先の健康にとって一番大事なことだと思います。

　より良い身体の状態が戻ってくるようにお手伝いさせて頂きます。

治療の流れについて

1. 初診

   予診票にご記入いただきます。

2. 問診

   現在の症状、治療に対してのご希望などをお伺いします。

3. カウンセリング

   問診を元に、問題点を掘り下げてゆきます。

4. 治療計画の提案

   望ましいと思われる治療の提案をいたします。

5. 治療

   鍼（はり）と、灸（きゅう）により治療をいたします。

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FAQ　よくあるお問い合わせ

鍼は痛くないですか？

　思ったほどの痛みはありません
全くの初めて鍼治療を試みる場合、どなたでもこのような不安を感じるのもです。　　　　　　　　　全く無痛かと言うとそれはありえません。ですが、思ったほどの痛みは感じないというのが実際のところです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　長く我慢をしていたり、また、何を試しても身体の改善が見られなかったあげくここにたどり着いた方であれば、相当な痛みや辛さを耐えていらっしゃることと思います。そのような痛みや辛さに比べれば「こんなものですか」と言われるほどの感覚でしかないと思います。　　　　　　　　　　　　　　　実際に治療された方々は「痛そうだ となかなか踏み切れなかったのだが、これくらいだったらもっと早く来ればよかった」や、人によっては「痛みと言うより、鍼の感覚は快感というかここちよいですね」と話されることが多いです。

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お灸は熱くないですか？　痕が残りませんか？

　痕は残りません
一般的に熱いのを我慢することが お灸 とのイメージがありますが、私は違うと思います。
ご存知のようにお灸とは もぐさ を皮膚の上に置き、火を着けて皮膚に刺激を与えます。皮膚の上に置くもぐさの大きさや、もぐさをひねりる硬さにより燃焼の温度が違ってきます。細く・小さく・やわらかい皮膚の上のもぐさは、さほど高温にはなりません。皮膚の近くまで燃焼した瞬間に指で押さえて火を消すと、「あつ〜〜〜い」と言うようなことはありません。ほんの短い「アッ」と言う時間、それは熱いとの表現より「チカッ」という 一瞬の痛み に近い感触です。そんな刺激ですから痕は残りません。治療後しばらくは、10円玉程度のうっすらとした発赤が現れる方もいらっしゃいますが、しばらくすれば消えてしまいます。
大きく、若しくは、硬くひねったもぐさは高温になり、水泡が出来たり痕が残ることもあります。また、直接皮膚に火がつかない市販のお灸もありますが、結構熱く、人により水泡ができることもあります。
　　　「あつ〜〜〜い」お灸をお望みでしたら、当治療室ではご期待に添えないと思います。

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