病気別効果


[神経痛、肩こり、リウマチ]
神経痛のような痛みの感度は温熱で鈍くなり、温熱効果、保温効果の強い温泉に入ると痛みが和らぎ長時間持続します。血流障害による新陳代謝の停滞で起こる肩こりも温泉の血行改善により効果があります。神経痛、肩こり、リウマチに対しては、温泉療法の新陳代謝促進、疼痛感覚を鈍らせる作用、副腎皮質ホルモンの分泌刺激、自律神経の調整作用などが期待できます。中でも硫黄泉、食塩泉、炭酸泉、酸性泉は温熱効果により局所の疼痛を和らげ、血行を促すことで関節のこわばり、筋肉のこわばりを軽減させるなどの効果が特に強いとされています。

[四肢の循環障害]
温泉は温熱作用が強いことから、温泉浴は血行障害を持つ人には良い効果があります。特に炭酸泉、硫黄泉は血管拡張作用を有しているので効果がさらに著しく、2、3週間の連続浴は四肢血行障害の改善に推奨されます。

[高血圧症]
温泉の血管拡張作用と非特異的変調作用により降圧効果があります。血圧を上昇させるホルモンであるノルアドレナリンは、交感神経から分泌されていて、血圧を調節する大事な役目を担っています。温泉浴を反復行って体に温熱ストレスを繰り返し与えていると、体はストレスに対する反応程度を変えて、体内のホルモン分泌の再調整をもたらす非特異的変調効果が起きてきます。また炭酸泉、硫黄泉は血管拡張作用があるので温泉の連続浴で降圧効果を期待できます。

[脳血管障害後遺症]
人には元来、血栓を溶かす酵素プラスミンがいつも血液内に流れています。42度、10分間の温泉浴でこのプラスミンが増加することがわかってきました。温泉の温熱効果により血液が適度に温められると血栓溶解能力が増加します。

[糖尿病]
温泉の微温浴は血糖を降下させ、高温浴は上昇させる作用があるといわれています。適応の泉質は硫黄泉、炭酸水素塩泉、硫酸塩泉、放射能泉などが挙げられます。温泉プール浴での運動や自然浴も合わて行うのが効果的です。

[呼吸器疾患]
気管支喘息に対する温泉療法が良い効果を上げています。温泉プールを使った水泳訓練や、温泉水中での呼吸運動の反復などによって喀痰の排出が容易になる、換気機能が改善してくる、気道過敏性が低下する、といった効果がみられます。

[創傷]
温泉が特に効果を発揮するのは、傷を受けてから新しい組織が盛り上がってくる肉芽形成時期で、創傷面浄化作用、創傷局所の血行促進作用などの効果があります。

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