by Shion Sakura
まぶたの裏に浮かぶのは、ただひとり。
『恋』と呼べるかどうかはわからないけれど、
胸に秘めるは、確かな『想い』。
―――弾いてくれ。お前の心を奏でる、「愛のあいさつ」を。
私に、できる?
(たとえばこの気持ちが、恋じゃなかったとしても?)
妖精が残した最後の言葉を受けて、彼女は弓を構えた。
不思議だ。
初めての曲なのに、もうこのヴァイオリンは魔法のヴァイオリンではないのに、指が導かれる。
想いが、音色になって溢れる・・・
胸が―――熱い。
「彩音」
背後から名を呼ばれて、彼女ははじかれたように振り返った。
二代目ヴァイオリン・ロマンスの、それが、始まり。
Fin.
***アトガキ***
意味不明です。以上。(こら)
あああ、なんかホントにこう、主人公の独白が書きたくて、ねぇ?
屋上でひとり、特定の人を想いながらヴァイオリンを奏でるわけですから、
それはもぉ、思うことは人それぞれでしょうとも。
うちの主人公はですね、ED時点では恋愛感情がイマイチ自覚できてないというか、
無意識下に閉じこめるというか・・・どこか押し殺してる部分があります。
でも、恐ろしいことに音色には出ちゃうんですよねぇ。音楽って怖い(笑)
まぁなんにせよ、伝えなくては始まらないわけですし。
そういう意味では本当に、ヴァイオリン・ロマンスですねー。
リリが橋渡ししてくれなかったら、うちの主人公の恋は封じこめられたまま、実らないです(苦笑)