素麺記03,10月

10月29日
今日素麺組合にて「全乾麺」のA氏の講演があって聞いて参りました。
約1時間の講演の後1時間半ほど別室にA氏を招き入れ個人的に話を聞く事ができましたので、別ページに詳細に書こうと思っています。
まだ告示はされていませんので、これこれだよと聞いたとおりに書きたいのだがそう簡単にはいかない様子がある。というのもこれまで私が書いてきた(文書を見たり、聞いてきた)内容とかなり違う講演内容であったのだ。
中四国農政局の話では「原案通りに可決」したという事ですがこれまで私たちが見ていたパブリックコメントを求める文書とは違うようです。
まどろっこしいと思われるかも知れませんが、2つの文書をあたかも1つの文書であるかのごとくに見ていた。同じように見えて違う文書を見て解釈を加えていたと言えばいいか。奥歯に物の挟まった言い方だが今はこのように書くしかないような気がする。
もしこの文書が同一内容であるとするなら、文章内容を詳細に規定しなければならない。
文言の解釈の仕方(言葉遊び)に留まらずにだ。
もう少し明らかになれば、A氏の話と共に書きたいと思うが、内容が明らかに違うので今は書きようがないのである。
これだけは言える。
文言の解釈(言葉遊び)でその場しのぎをするならば将来に必ず禍根を残すものである。
願わくば「遠き慮りなければ必ず近き憂いあり」と知って貰いたい。
それが業界の責務であり、業界を指導する立場の責務であると考えるからだ。
10月27日
今日は晴れてはいたが少しボウとしていて温度も23度くらいまで上がった。
明日は26度くらいまで上がるそうで、若干硬めにオデようかと思っている。
今日の素麺はピンとして艶もよく、色も白く、麺も丸く仕上がったと思う。
で百点かというとそうではない。
もっと良いものはできるし、まあまあ合格点を付けられるというものである。
これまでにも最高によくできていると思いながら満足していると、乾燥の途中からざらっとした感触が(手触りが)する。「なんでさっきのまましあがらんのや」と思いながらも、「乾燥が急すぎたんやろか」とか「温度が高かったんやろか」といつも思う。
結構ゆっくり乾燥してるンやけどなあ。
「うまい」て言うてもらえるもんつくらな値打ちないで。
ほんまそうおもてる。
でないと生きていかれへん。
しょっちゅう横着病がでるけどな。薬は情熱
イヤー、かっこよすぎるで(相当突っ込まれてる思うわ)
10月23日
グッと冷え込んできまして「素麺の季節」になりました。
明日の朝の最低気温は10℃を下回る気温となりそうです。
白いピンとした素麺に仕上がりそうです。
10月になって気温が例年を下回り、素麺を作るのにはよい気温といえそうです。
寒暖の差が大きく風邪には気を付けなければいけませんが、10日ほどたちますがなかなか直りません。
風邪も峠を越えて身体は随分楽になりました。
(家内に移したからという噂も)
何より素麺が白くきれいに仕上がると疲れも飛んで元気が出ます。
祭りや、風邪で休んだ分これから頑張って「おいしい」といっていただける素麺を作ります。
何よりそういっていただけるのが励みになるんだから。
10月21日
かみさんがね
昨夜より「頭が…、身体がだるい…、鼻の奥がいがらっぽい」と申しておりまして
「あんたのが移った」と申しますので、「いつの間に私の横に来て添い寝したんや」と申しますと
「覚えとらん」そうでありますが、
「熱はないので飯は食える」そうであります。(餓死する事はない)
それが今日の昼に「7℃」あるといわはる。「ほう、微熱やな。」「明日の仕事できるか?」
「わからんわ。(ツブシを)浸けるだけ浸けといたらええわ。」
午後3時過ぎ、
「頭冷やすのん持ってきて。」
「熱出たんか。」
「7℃9分。」(なんや熱出てうれしそうやな。)(きっと仕事休める思うてる。)
今日は一日雨で休みやが、明日も休みやな。
明日は把るぞ。

中四国農政局のHPを覗いてみたがまだ「表示・JAS規格改正」の公示はされていないようだ。
「原案のまま通った」とは聞いたがやはり気にはなる。
移行期間はどのくらいなのか?
「業界がこの移行期間をどのように利用するのか?」
「その中で小豆島の組合がどう対処するのか?」
「その対処の仕方で身の振り方を考えた方がいいのか」など
個人ではどうしようもない事だけれど頭の中でぐるぐる巡る。
そう、組合に何らの考えもないので捉えようもないし、指標も定まらないのである。
ケセラセラという気分でもない。
10月17日
29日に総会との案内が来た。
総会に先立って全乾麺の安藤氏の講演がある。(1時より)
もちろん演題は「表示法・規格改正案」について
これまで文書で見てきたが、当事者からこれまでのいきさつについて、及び改正点についての講演があるものと思う。

ここのところ仕事は天気がいいのできれいに仕上がっている。
専門的には少し「艶」がない。乾燥しているので少しざらつき気味になる。
それと今年の粉は少し「色が黒い」ンじゃないの?
素麺に仕上げて色がどうもくすんでいる。
私だけじゃない。そういう声を聞く。
小麦のできが悪い?小麦粉のグレードを落とした?
組合は直ぐに農業試験場に検査に出して、対処すべきである。
もしこれが小麦粉単価を下げさすために(単価は今の時点で下がっていないので違うと思う)製粉会社がグレードを下げたのか、製粉会社の利益幅を広げるためなのか、先に行ったように小麦のできが悪いのか解る。
ここ10年ほど組合は生産単価を下げるように努力している一方で、製品単価も下げざるを得ない状況となっている。
「デフレ」は斜陽産業の首を更に絞め、今回の「表示法・JAS規格改正」によって、まさに自らが招いた結果なんだが、「大規模工場生産」化しているところが多いので「手延べ素麺」のブランドから別ブランドでの販売を余儀なくされるのではないかと思う。
つまり手延べではないけれども機械麺でもない事をアピールするブランド名を各社考えるだろうという事です。
このように暗い事ばかり考えるのは、まだ公示・施行されておらず各産地での対応が解らないせいでいらだっているのである。
10月11日 曇り
今日は意外とよく乾いた。
というのも今日は昼から天気が下り坂という事で2時起きの仕事でした。(3時間しか寝てねー)
実際には曇りでしたが乾燥していて仕上がりもまずまずというところでした。
今日のレシピ、ではない。
3.4袋
塩5.9kg(この時期にしては少し多い)
加水約52%
あとは製造方法をごらんあれ

今年の粉は色が付く
天気が良くても色が黒かったり、虎になる。(色むらのこと。)
何がしにくいということはない。珍しく。色以外は。
色が煮えると言うことは相当なタンパク量なのでは?と思ったりもする。

どうも素麺のことを書くのは(私にとって)すべて当たり前のことなので、取り立てて変化がなければ微妙に書きようがない事に気づいた。
そう、「製造方法」で書いた事を温度、湿度、風の強さ、を考慮して微妙に増減し、時間をずらし、などして最高の品質に仕上がるように「経験を元に」作っているからである。
だから「その微妙な部分」を書ければいいのだが、そのときそのときで違うわけであり、同じ経験を持たないと伝わらない。「微妙な部分」が多すぎて書けないし、はっきり力もないという事。
あらー・・・・・・・・・・
はっきり書いちゃって!
終わっちゃうじゃん。
明日から日記書けないじゃん。
なに気が向いたときにこつこつ「微妙な部分」に触れる(ふう〜ん)として、日記なんだから日々の心の移ろいとか事象について書いていけばいいよ。(ま〜た小難しい事を)
10月6日
あといくつか「手延べ素麺」についての化学的考察を書きたいのだが、まとめる為の充分な時間が取れないのと、やはり今はJAS規格、表示法改正後の取り扱いの悩ましい問題があるので、落ち着いたときに書きたいと思います。
掲示板の方にも書いていますが、メディアも利用して伝えたいと思っています。
皆さんも思っていることを書き込んでください。
知恵を出し合えばきっと良い解決策が出てくるだろうし、圧力にもなる。
10月4日
遅れましたが上記「手延べ素麺の環 掲示板」設置いたしました。
組合に入っていようといまいと全く関係ないでしょ。
お互い協力し合っていかなければ、今後本当に大変な時代になるでしょ。
もしこれが他人事ならば、「どないなるのんか面白いもんだなあ」と高みの見物と行くんだが、去年の春からずっと注意し続けて尚解ってもらえなかった口惜しさ、一人だけで農林省と掛け合った口惜しさ、
未だJAS規格が変更することすら知らされていない組合員がいて、周辺がどういう風に動いてるのかも全く知らないで、ある日突然に知らされる恐怖。
10月1日
急に秋になりまして、ずいぶん朝晩冷えて参りました。
湿度も34%と少なく乾燥していてよく乾くのだが、がさついてしまう。
早めに取り込んでゆっくり乾燥させようと思うのだが、部屋の中でも乾いていって、
延ばしてしまう頃にはおおかたに乾燥していて、あと30分ほど仕上げにボイラーを掛ければ、裁断できるまでになっている。
おかげで切ってしまうのが4時半か5時に終わるので、あと明日の用意を1時間ほどして仕事終了となる。

掲示板の設置が遅れていますが、今少しのお待ちを
取りあえずはメールでもご意見お聞かせください。