素麺記03年9月

9月25日
良い天気で温度が30度近くまで上がって、しかもツブシが少ないので「デ」が来て困った。
いつまでたっても「いつも良いもの」ができない。
へたくそ!

仕事をしながらJAS規格改正案と今後の対応について考えていた。
近いうちに別ページを設けて分析と提案(なのか進まざるを得ないのか)を書いていきます。
これについては生産者や消費者の声、意見、提案、批判、悩み、もがき、不安、焦燥、居直り、
そう、いろんな声の出せる場を設けていきたいと思います。
ページを作るときに手延べ素麺用の掲示板を設置いたしますので、是非みんなで声を出し合って
将来に残せる「小豆島手延べ素麺」を作れるようにしませんか。
9月21日
昨日一日ボイラーを噴かせて仕事をしたせいか身体がだるい。
少しぱらついたが曇り。これくらいなら仕事ができたが、台風がどう動くか不安だったので休みにした。
午前中バレーの方のページを作って、午後から墓参りに行ってきた。
夕方から明日の仕事の用意と機械の修理。
夜はバレーの練習試合をKILLER BEE、胡蝶欄とやったが全敗した。
はっきり力不足だ。
悔しいと言うより、今はこんなもんかなという感じで、パワーもないので少しずつまとめていこうと思っている。
バレーのことは此処にはあまり書かないようにしているが、今日はこっちだけ(朝が早いので両方は辛い。)
明日は天気がよいようなのでよい素麺ができると思う。
がんばんべーよ!
9月20日
そう、今日は素麺の製造開始日
どうだろうこの天気は。
昨日まではあんなに良い天気ではなかったか?しか〜も今朝4時の天気予報でも降水確率20%で雨は降らないはずではなかったのか?
しかるに朝から雨。
まさに前途多難。素麺業界の今、今後を象徴しているような天気だ。

今朝Y氏から電話があって、ホームページに書いてあるJAS規格改正案が昨日内定したとの話と今後どうなるのか、どうすればよいのかという話であった。
改正案がそのまま内定したのかどうかについては不明であるが、これまでの話のいきさつからして十中八九間違いないと思われる。
週明けにでも聞いてみよう

参考までに今日の水加減、塩加減を記す。
加水率…約52%
  塩 …8%
オデ機の回転数5回/分 混練時間25分 足踏み後20分の熟成
こういった回転数で、塩、水加減で手延べの研究報告をされた「研究者」がおりましたかな?
今日のような天気では少し加水が多いかな?仕事がしにくいかな?と思ったがそれほどでもなかった。
以下の作業については「手延べ素麺の製法」を参照してください。
これだけは言いたい。国の規格が手延べは加水率45%以上となっているが、手延べというからには50%以上の加水で作業してもらいたいもの。

「手延べ」のなんたるかを何もしらん木っ端役人や、機械麺屋や、実験室や研究報告(実際に手延べを研究してない)からの知識だけで手延べの論文をお書きになっている先生方のご意見で、イヤ、はたまた政治家の強い力で、「これが手延べです。」と歪められてしまったこの俺のいや本当に一生懸命「手延べ」を右往左往しながらも守り築いていこうとしている人たちの嘆きがお前等に解るのか!!
ちょっと感情的になった。言い過ぎかも知れん。しかし気持ちはこれだ。
9月17日
どうなんだろう天気は
せめて製造期間中はしっかり仕事をさせてほしいもんだ。
機械の整備に手間が掛かって今日やっと機械を済ませた。
明日機械をそれぞれの場所において、乾燥室の掃除を済ませ、諸々の出たゴミを片付ければ準備万端。
後は20日からの仕事開始に向け早寝早起きになれなくては。
後は龍の神様の気分次第だよ〜ん。
9月15日
今日は寝櫃やたらい(桶)を洗剤で洗った。
把機、把納屋の掃除も済ませ管も洗った。
明日は機械を掃除して汚れを落とし、油を差して動くようにする予定だ。
明後日に乾燥室などの下回りを掃除して、20日の仕事開始の準備が済む。

ここに来て朝晩の温度が下がってやっと秋が来たという気持ちになった。
景気が下がって長い夏休みも幾年も続いているが、
素麺の需要そのものが少なくなり、
その上に今回のJAS規格改正によって「手延べ」の格付け、適正化を突きつけられた格好で
手延べの業界は生き残りをかけて知恵を絞り戦わなければならなくなったといえる。
だからといって決して決してJAS規格の裏をかくようなことはしないで頂きたい。
これとは言わないが、かえって自らの首を絞めるようになることは避けていただきたい。

ともあれこれから半年良いものを作ることに力を入れ、対処方法も考えなくては。
9月12日
一応アップしたという達成感からか倦怠感とも言うべきものなのか
加筆を加えてとか、別テーマでとかが湧いてこない。
一種の衝動、爆発、ほとばしり、そして冷徹
そう、相当の嫌気が刺してる。
まさに!!
幼稚、稚拙
屈辱感そのもの

20日から長い生産調整が終わって素麺の生産に掛かるので、桶や管を洗ったり機械に油をさして動くようにしておかなければいけない。
3ヶ月半は長いヨ
もっとも今年はこのホームページを作るのに費やした
充実したと言えばそうかも知れんが何かが(心の中に)ある。
9月10日
「手延べ素麺における褐(黄)変現象と貯蔵及びその防止法について」といささか長いが昨日9日にアップいたしました。
今後足らないところを補足しながら、役立つページになるようにいたします。
書くにあたって諸先生の論文を紹介していますが、こういう形でよいのやらわかりません。
もし著作権など引っかかるようでしたら削除いたしますが、あちらこちらの論文を読んで自分なりにまとめて書いているので問題はないと思います。
疑問な事があればメールで連絡してください。説明できなければ後日調べて報告いたしますし、テーマとしてまとめてページに書きます。
9月8日
加水と塩についてもアップいたしました。
完成度は取りあえずというところで、カタカナ言葉などの専門用語は避けて要約と結果、そこから考察できる生産者の向き合うべきところ、「手延べ」の本来あるべき道を少しでも書ければ良いんだがと思っています。
勉強を重ねて少しずつ見やすいページ、わかりやすいページにいたします。
今のところはこれが精一杯なんで

素麺のこと見ていただけた人はちょこっと掲示板の方に感想なり、お叱りなりお願いします。
メールでも結構ですよ。
どんなことでも明日の糧になります。


次のテーマは「手延べ素麺の貯蔵中の褐(黄)変現象」です。
9月6日
今素麺の製造方法についてのページを作っていて取りあえず今日中に全部仕上げる予定です。
その後加筆を重ねて少しでも参考になるように仕上げたいです。
その後の予定は「塩見製麺所」のトップページに書いてある2項目について勉強したいと思っています。
少しずつページが増えているんだがこの管理を果たしてやれるんだろうかと少々心配しています。
発信しっぱなしにはしたくないのでいけるところまでは頑張りたいね。
9月4日
あれから1週間が過ぎたわけだが、残り時間はもうわずかである。中四国農政局からも何の連絡もなく、かといって昨年のように個人が農林水産省に連絡をしてどうこう言ったところでどうにかなるような段階でもなかろう。

はっきりしているのは「今出ている規格・表示法改正案」が成案となれば、小豆島手延べ素麺は「手延べ」ではなくなるということだ!!(表示法にては「手延べ」と表記する道はあるが、規格としては「手延べ」ではない。)
1部産地の特定の製造方法でしか「手延べ」と認められないものなのだから、これからの「手延べ」は特定の産地の独占となるだろう。
農林水産省の役人は「無知」故に半分利用されたといえるだろう。
ああ残り少ない日にちで何かできるのだろうか。
何かあるのなら教えてほしい。