企画物

Rolleiflex 2.8F Planar80mm f2.8

 
 このRolleiflex 2.8F Planarにはバルコム貿易株式会社の輸入
証明書が付いています。シリアルbノよれば恐らく1966年製のようです。(1966年→昭和41年)
 また、取扱説明書やアクセサリーブックも当時の原本がそのままあります。このカメラは私の伯父から譲り受けたもので、伯父の記憶では昭和42年頃に新品で購入したそうです。私はこの伯父の影響で写真を撮るようになり、またZeissレンズに興味を持つようになりました。

撮影地:京都 太秦

フィルム:プロビア100F


 このローライを伯父から頂いた時は、暫く使用されていなかっ
たせいか、シャッターが粘っていました。しかし、何回か空シャッターを切るうちに調子が戻ってきましたし、Gossenの露出計も正確かどうかは不明ですが敏感に反応しています。京都の撮影では、ほとんどこの露出計通りに撮りましたが問題はありませんでした。40年前に作られたとは到底思えないような素晴らしい写りをしてくれます。

撮影地:京都 清水寺

フィルム:プロビア100F

 Rolleiflexの歴史について簡単に触れてみたいと思います。
 二眼レフのローライが市場に出たのは1928年のことです。
 当時Foigtlander社に勤めていたフランクとハイデッケは脱サラ
して自分達が本当に作りたいカメラを自社工場で作り上げました。それがRolleiの始まりです。その後A型からこのF型まで作られるのですが、Rolleiflexの完成形とも言えるF型は1960年から1981年まで製造されました。本体にはCarl Zeiss社のプラナーとシュナイダー社のクセノターの2種類のレンズが採用されました。どちらも甲乙つけがたい名レンズです。
 私のRolleiはプラナーレンズの方です。

撮影地:京都駅

フィルム:プロビア100F

 プラナー付きの方はアマチュアやコレクター筋に人気があり、
レンズにはわずかな樽型の収差があるため人物がやさしく写ることとボケ味が良いと言われています。クセノター付きはプラナーとは逆に糸巻き型の収差があります。また、シャープさが売りなので風景や商品の撮影に向いていると言われています。Fシリーズにはレンズの絞り値が違う3.5Fもあり、レンズもやはりプラナーとクセノターの2種類があり、それぞれが個性的な写りをします。2.8Fより3.5Fの方が玄人好みするとの通説もあり、選択に迷うところです。

撮影地:京都 清水寺前

フィルム:プロビア100F

 2.8Fの後続機2.8GXや2.8FXなどはレンズにHFTコーティングがされており、カラーフィルムに対応しています。しかし、2.8Fはモノコートであり、本来はモノクロフィルムにその本領を発揮します。これからも、モノクロフィルムをどんどん使ってみたいと思いました。

撮影地:京都 二軒茶屋

フィルム:TMAX100
どうも私の感じるところではポジフィルムを使うと描写が堅く、階調もいま一つでつぶれやすいようです。しかし、右の作例のようにネガフィルムとの相性は良いようで、特にリアラエースが私は気に入っています。プラナーは人物撮影に向いていると言われますが、コレには私も同感です。


撮影地:某喫茶店内

フィルム:リアラエース100


by Rolleiflex2.8F  Carl Zeiss Planar80mm f2.8