まあるくわになるのが好きだった
こどものころそれはみんな一緒と
あんしんして遊んでいられたから

だけどいつのまにか
まあるいわの一部でいるのが
苦手になったどうしてだか
わからないけれど

手をつなげない笑いあえない
うなずけない逃げ出したい

だから切るじぶんで切る
寂しいけど切る泣きながら切る

ひとりで歩くひとりで歌う
ひとりだとほっとするなぜだか
わからないけれど

もうその他ではないと偉そうに
胸を張ってどうどうと空を仰ぐ

わたしは切ったじぶんで切った
寂しいけど切った泣きながら切った






そのた
詩織の部屋へ