ある意味 真っ直ぐだった、きっと
ある意味 一生懸命だった、もっと
いつの間に、僕はこんな所まで 来てしまったのか
仲間とツルんで 馬鹿ばかりしていた
大人の悪口を言いながら
琥珀色の液体 無理して呷り
咽ながら ジブンは“オトナ”なんだと粋がっていた
浅はかだった、なんて 今だから言えるけど
その時は、それが僕らの全てだった
自分たちが、そこに居られた理由(ワケ)を考えもしなかった
榊 浩一
気が付くと、自分は紛れも無い“大人”になっていて
無性に憬れた“オトナ”なんて、何処かへ行ってしまっていて
dull
brownの水面に一滴 二滴、、、
甘いチョコレート味の中に混じった 一筋の苦味が
舌の上に広がって、、、涙が、零れた。。。