紺色の海をひとり漂い
あなたの笑顔にあいたくて
こころを石にしてみました
おおよく来たなと
頭を撫でながら
あなたが父のように微笑む
うん重かったよ
どんどん沈んだよ
私は得意げに顔をあげる
はぁはぁ息が泡になる
話したいことがたくさん
泡よりも渦のように乱れ
苦しかったよ疲れたよ
泣きたいよ抱きしめてよ
さらら痛みと安堵の渦
それはもう私ではなくて
あなたの足元にこぼれる
砂 さらら 砂 さらら
やっとあなたに逢えた海