わたしはたぶん粉になる
力いっぱい突き刺して
その時あなたは目をそらし
これでもかこれでもかと
わたしを
歩み続けたわたしの足
抱かれたこともあったからだ
いつもふるえていた胸のあたり
そして想い続けた頭のなか
叫び続けた喉を最後に
こつこつと崩れ落ちる時
ああ儚いねとあなたが呟く
愛されていたのかもと
まだ残された魂が呟く
わたしはもう骨
そして砕かれて粉になった
骨
2003/01/03 PM 9:42
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