冬枯れたあたしのからだに雨が降る
しっかりしろやもう少しだろほらな

あたしの髪から夢がぽたん
ぽたんと落ちる雫がきらら

ねえそれはいつねえすごく遠いの?
濡れる頬濡れる肩震える胸のあたり

手のひらで受け止めるそれ
真珠のように転がるきらら

冬枯れたあたしのからだに雨が降る
指先から新しい芽がむくむくと息を

あたしはきっと生まれ変わる
こんな雨が愛しくて痛いほど

打たれることのありがたさに
安堵する夢遥か続く水の流れ

だいじょうぶよこんなに生きている
だいじょうぶよこんなに萌えている









雨に打たれて

2003/01/29

詩織の部屋へ