よういどん! |
からだが何処かへ行っちゃいそう
どんどんどんどん遠い所
見つけてみたいものがある
きっとそれは輝いているはず
ほら!ここだよ!と声が聞える
すぐ行くよ!急いで行くよ!
走らなくちゃ追いつけないかも
位置について!よういどん!
きっと追いついてみせるよ
追い越して待ち伏せて捕まえて
遠いところに行こうね!
素直 |
こころがとても自由なんだ
だから何だって言えるよ
どうやって説明すればいいのかなあ
ちょっとドアを開けて。。
そっと覗いてみてごらん
ほら。。あたしが。。。
何してた?
こころから笑える日って大切
楽しくて泣くの忘れたよ
きっと今のあたしは素直なんだ
だってちゃんと見えるもん!
あたしが笑ってる。。。。。
ありがとう |
夕陽をおいかけてみた
こころが逢いたいなって言って
がまんできないよって言って
あたしを走らすんだ
誰もいない川辺で空を仰いだ
吸い込まれそうな太陽が
笑ってる とても陽気に
だからこころが「ありがとう」って
言っているのが聞えた
あたしも「ありがとう」てつぶやいた
夕陽に逢えてうれしいな。。。
宝物 |
確かに入れたはずのものがない!
うそ?まじ?どこ?なんで?
今日はずっと探していた
それは何もしゃべってくれない
いじわるしてるのかなあ?
なんか怒っているのかなあ?
ずっとこころが占領されている
どうして「ここだよ!」って言わないの?
ちゃんと返事しないと もう知らないよ!
あたしがプッツンしようとしたその時
それはとても寂しそうに泣いた・・・
あたしがもっとしっかり縫い付けておけば
落っこちないですんだのに・・・
「ごめんね」そっと抱き上げてKissをする
胸がキューンと熱くなる
もう落とさないから 安心しているんだよ
だいじょうぶ!ほら!ちゃんとここにいる!
ポケット |
今朝からずっと縫っている
あたしのこころのほころび
とても優しい言葉にであった
だから急にポケットが欲しくなる
いつも持ち歩いていたくて
ずっと肌で感じていたいもの
そして時々手をつっこんで
確かめてみたいもの
ちゃんとあるね あるある
出来上がったポケットが
とても似合う
そんなこころでいたいなと思う
保存 |
今ね。。ほっとしてる
なんだかわからないけど
安心してる
何だろう?これ?
ずっとこのままでいたいな
消えないでおくれよ
名前をつけて保存しておきたい
今日の「あたし」
完成! |
あたしができた
まあるくなった
どこからみても
まんまるい
あたしはあたしが好きになる
ころばしてみようか
いったいどこまで行けるかな
壁につきあったら
きっともどってこいよ
あたしがあたしを
ちょっと応援する夜だ
約束 |
明日は青空に会えたらいいね
夕焼けに会えたらいいね
太陽に逢いたいよ
流れる雲に逢いたいよ
白くほんわかと柔らかく
愛しい雲よ
あたしはずっと空
いつもあなたを守る空
約束だよ
どこにもいかない
ずっとそばにいるから
安心して流れていくんだ
ゆびきりげんまん
明日も元気
朝だから! |
小雀たちが ちゅんちゅんと
早く早くと あたしを起こす
夜が明けようとしている
ぼんやりと明るい朝だ
目覚めると 声がする
ちゅんちゅんちゅんちゅん
ささやかな元気をもらう朝
カナリシアワセトオモワナケレバ
いけないよ
午前四時 |
眠れなくても いい
一晩中 子供が泣いている
どうしたの?
問い掛けても何もしゃべらない
子供は まだ生まれたばかりだ
抱きしめて 抱きしめて朝が来る
幸せな朝だと思う
変色注意報 |
ふと空をみる いつのまにか青くない
あんたって ほんと移り気なんだから
いやになっちゃう
ああ でもいいよ
どうってことないさ
あたしだって 変るわ
止めても無駄よ
ほら あかしろきいろみどり むらさき
夢へ |
見ていることを怒らないで欲しい
夢よ 逃げるな 泣くな 消えるな
もう少し あたしがおりこうさんなら
叶う夢 叶わぬ夢の区別がついたはず
だけどあたしは こんなにおばかさん
だからもう観念して あたしの云う通りになさい
無駄な抵抗するのはおよし 夢よ
妖精へ |
青空が似合うな
透き通った羽根の向こうのかなた
希望と飛躍と勇気が みえる
羽ばたいて 羽ばたいて いけ
疲れたら休もう ほっとほっと
優しいものを抱きしめて
青空をさがそう
そして信じよう
舞い降りるその日の
あたたかな手のひらのぬくもりを
意思 |
脆く不確かで かたちのないもの
そんなことが存在していることが信じられない
でも信じることで 歩くことが出来るなら
歩かなくてはいけないと思う
でもすぐに疲れる
あたしには根気がない
こころはある からだもある
ないのは根気という名の がまんと辛抱と努力と
意思だけだ・・・・・
誤解 |
それが誤解なのか 真実なのか
わからない
確かに感じたものが 突然に消える
わからない
何を伝えようとしているのか
私にも プライドがあったのだろうか
それはどうしてこんなに醜く弱く情けないのか
わからない
魂がさけぶ 何度もさけぶ 声を嗄らして
たすけて たすけて たすけて
朝の卵 |
おもいきり割らないでねなんて言うよ
優しくそっと割らないと壊れるよなんて言うよ
焼かれたら 痛い 痛い 熱い 熱い
でもいろんな姿に変れるのは 嬉しい
残さず全部 食べてくれたら きっと幸せって言うよ
伝言。。 |
雲へ
今日も一日ぽわんぽわんとありがとう
きれいな花を見つけたよ
とても優しい花だよ
明日もふわりふわりたのむよ
今日ね。。ちょっとどしゃぶりだった
でもあたし。。濡れなかったよ
雲へ |
ぽわん ぽわん ぽわん
雲よ
そのままでいい
太陽が恋しいね
ふわり ふわり ふわり
雲よ
知っているよ
だから何も言わなくていい
星へ |
ねえ あたしが見える?
おかしいでしょ?
やっぱへんちくりんでしょ?
あんたはいいねえ
いつも光っていられて
雨の日だって雲の向こうで
ずっと光ってるの
あたしは知ってるよ
どうしてあんたが星なの?
なんて聞かないから
安心してずっとキラリぴかり
輝いているんだよ
あたしはそんなあんたを見るのが
大好きだからさ。。
もう。。 |
ひとを傷つけるのはいやだ
もっともっとあたしを傷つけて欲しい
あたしがあたしでいるから
いけないんだ
もう消える。。。。。。
さようなら。。。。。。
2001年6月の詩