17歳の詩
きかなかったよね
きけなかったよね
でもなにもいわないから
きかないほうよかった?
魔法の鏡があればいいんだ
わたしだけの秘密の鏡
鏡よ鏡よ鏡さん
いまいちばんさびしいのはだあれ?
にまいめだからといって
にまいめらしくしているひと きらい
さんまいめだからといって
さんまいめらしくしてるひと きらい
にまいめなのに
さんまいめみたいにしてるひと
さんまいめなのに
にまいめみたいにしてるひと
なぜだか
あたしは そんなひとがすき
ああ すっきりした
ああ 気分爽快
アイツ バイバイ上手だった
あっけなくて憎らしくって
おもしろくてたまんないや
忘れてやるよ
忘れてやるよ
アイツの最後の笑顔
決まってたな
でも うそっぱちかもな
無理してるんだアイツ・・
ああすっきりした
ああ悩み解決
アイツのバイバイ
忘れないよ
忘れないよ
散りそめし
花びらあつめるひともなく
風にふかれて遠いまちいく
くいとめる
力さえも尽き果てて
涙ばかりで別れいくなり
去り行くを
沈黙のままで見送れど
後に思えば悔やむばかりか
われひとり
泣くまいと泣くまいと思えども
眠れぬ夜の涙は痛し
あたしの髪が肩まで伸びて
あなたの理想にかなっても
町の教会で結婚しようよ
なんて約束はしない
もうすぐ秋が
枯葉をつくりに散歩にくるけど
あなたは窓をあけて
笑顔などみせない
あなたはあたしをさらいに来ない
結婚しない ふううーーう
雨があがって
雲の切れ間に
お陽さまさんが見えたとしても
ひざっ小僧を抱いたまんま
結婚しない できないよう
あたしの髪は肩まで伸びた
それがどうした ふううーーう
いつきえるかもわからず
いつまでもそのままではいられない
やくそくもほしょうもない
こわれたくなくても
こわれなくてはいけない
だけれどふあんはなく
かなしみも
くるしみもない
ただせいいっぱいのいちにち
ただせいいっぱいのこころ
ただせいいっぱいのこい
しゃぼんだまのようにあかるく
ようきにきえるこい
雨が降るとわたしはおかしくなる
洗ったばかりの髪をずぶぬれにしたくなる
傘をさしかけて欲しくて待っていても
私に似合う傘はどこにもない
それでも私は待っている
泣いていることがわからないくらい
ずっと雨ならいいなと思う
鏡はとても正直ね
私のくちびるが青ざめている
指でたどってみると震えてる
わたしはどこにも行きたくない
手を離して わたしを見ないで
どこに行くの?
こんなわたしをつれて・・・
帰れなくなるくらい 遠いところはいや
こうしておとなになっていくんですね
あなたのため息がとても好きなんです
ふと目を閉じた時 なにが見えるのですか?
わたしはまばたきができなくて困る
ほんの一瞬のあいだにあなたがいなくなったら
どうしよう・・・なんていつも深刻に思っているから
おやすみ
へんちくりん
りそうのたいぷ
われひとり
結婚しない
雨の日
ごめんね
ひみつ
バイバイ
こわいよ
神様
しゃぼんだまのように
雨
ひとりじめ
いや
恋しんぼう
(盗作編)
私が17歳の頃に書いた詩
ちょいとせつない恋をしていたのさ