そこは誰も知らない場所

何処からか光が差してふと

眩しさに目を細めている

私は流れているあてもなく

小指の先ほどの風の通り道

その先は果てしなく孤独な道

開いている空いている明いている

ぽかんとしてまあるく空がある

ゆっくりと抜け出そう息を止めて

私は空いているぽかんとそこで

埋めて欲しくて風を吸い込みふと

漂っている彷徨っている生きている

ぽかんと

2002/07/14

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