僕の一番好きな馬。その強さはまさに皇帝の名前通りであったと思う。
日本で2回負けているが、きっちり次のレースでは完膚なきまでに
叩きのめしている。一部の人は相手が弱かっただけといってるが、
私はそうは思わない。何故なら、ルドルフの時代、対戦相手には、
前年の3冠馬ミスターシービ、翌年の2冠馬ミホシンザン、さらに日本馬初のジャパンカップ優勝馬カツラギエースがいたからである。
この2頭の強さは競馬を知ってる人には分かると思う。
3冠戦線でもビゼンニシキなどといったスターホースもことごとく
倒し、圧巻はセントライトもシンザンもミスターシービーもあの
ナリタブライアンでさえ
成し遂げてない無敗の3冠達成である。さらに加えて古馬になってからさらに
有馬記念連覇などの偉業を達成し、現在GT7勝というまだ破られない記録も
持っている(テイエムオペラオーとタイ記録。また、グレードレース開始以前の馬とは比較できない)。順当にいけば
ルドルフは8冠になっていただろう。何故かというと朝日杯に出走してないからだ。
出れば勝っていただろうが、ルドルフはその強さ故に既に世界を見据えてた。
GTレースの朝日杯をけってまでジャパンカップに来る外国の人たちに日本には
こんな強い馬がいるというのを見せるため、あえて朝日杯にはいかず、ジャパンカップ
の日のオープン戦に出走。なんなく勝っている。そしてついに日本で敵無しになり
アメリカ遠征。結果怪我による6着。そして引退。引退してからもトウカイテイオー等を排出しその血は残っていってもらいたいと思う。
皇帝ルドルフ。その強さは今後も日本を代表する1頭として語られていくに違いない。
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