子供の頃、近所の友達らと遊んでいた時です。 白い、子供にとっては大きなイヌがやって来ました。 子供はそういった時、二つの選択を迫られます。 すなわち、 愛想良く遊ぶか チョッカイを出すか、です。 私達は選択してしまいました。 後者の方を。 そこらにあった小石を投げ始めたのです。 それを避けながら不満そうな表情のイヌ。 私達は気が付きません。 その目の奥に燃え上がる青白き炎を・・・ キレました。 怒りの権化と化したイヌは我々に襲い掛かってきました。 蜘蛛の子を散らす。 私達は正に蜘蛛の子状態となりバラバラに逃げました。 他の子供達は次々と脇道へと逃げていきます。 私はそこで初めて 気が付いたのです! 直線通路を逃げ道に選択していた事に!! 振り返った私の視界に入ってきたモノ、それは 烈火の如く怒り狂ったモンスター!! 既に私はロックオン状態!! コロコロコミックの懸賞は全然当たらないのに こういった事は バッチリ ストライク!! 因果応報 走りました。 必死で走りました。 この時タイムを計っていれば 私はオリンピックを目指していたかもしれません。 冷静な時ならば神の領域が見えていた事でしょう。 教訓 人生の選択、それは誤っていたとしても決して取り返しが つかないのです。 誤っていたとしても前に進む事しか出来ない からです。 それと、良い子は決して動物をイジめちゃダメだぞ。 |