昇る夏の銀河   天文ガイド'06年7月号入選作品
2006年3月5日
露出:25分
レンズ:SMCタクマー55mmF3.5 → F4.8
カメラ:PENTAX 6x7
フィルム:コダックE200 2倍増感
場所:由岐町潮吹き展望台

由岐町の潮吹き展望台へ初遠征した時の写真です。本格的な遠征では2度目の晴れでした。6さんとの遠征では初の晴れです(笑)
2時頃からさそり座が見え始めて、3時頃から銀河の撮影を開始しました。
下に見えるのは紀伊水道を渡る船と、白浜周辺の街あかりです。紀伊山地からクッキリと天の川が昇ってくる光景は圧巻でした。
左下に見える明るい星は明けの明星、金星です。

出来上がったポジは今までで一番良く写っていたので、うまく画像処理をしようと試行錯誤したのですが、全然納得がいきませんでした。
しかたなく4つ切りのダイレクトプリントをお願いしてみると、露出不足で暗い印象はあるものの、細部が全く飽和してなくてすばらしいプリントに見入ってしまいました。
ダイレクトプリントをお手本に最初から画像処理をやり直してみると、処理の方向性が何となくわかってきて、かなりいい具合に仕上がりました。
細部にはまだ不満な点がありますが、ダイレクトプリントのような滑らかさと、ダイレクトプリントに不足しているコントラストを強調できたと思います。

下に銀河中心部を拡大してみました。