カノープス
2006年3月4日
露出:25分
レンズ:SMCタクマー55mmF3.5 → F4.8
カメラ:PENTAX 6x7
フィルム:コダックE200 2倍増感
場所:由岐町潮吹き展望台
由岐町の潮吹き展望台から撮影したカノープスです。一番下真ん中の赤い光跡がカノープスです。
生まれて初めてカノープスを見ることができました。
カノープスは全天でシリウスに次いで2番目に明るい星ですが、この写真にも写っているシリウス(真ん中上の一番明るい星)に比べて、カノープスは低空のために光が遮られてかなり暗く見えます。
といってもここまで低空の星を見られる条件はあまりないので、なかなか見ることが出来ませんでした。残念ながら自宅では山に隠れて見えません。
また中国では南極老人星といわれ、カノープスを見ると長生きできるという言い伝えがあります。
現地についてすぐ午後8時から撮影を始めました。私にとってはカノープスの撮影がこの日のメーンイベントでした。
春霞のような簿明の空、下弦過ぎの月がまだ明るかったので、肉眼ではわかりにくくてうまく写っているか心配でしたが、ネガにはっきり写っていてホッとしました。
右下には由岐町の海岸と遠くに灯台の明かりが写っています。
これから月が沈む3時間あまり、固定撮影しながらぼんやり空を眺めていました。