M45(すばる、プレアデス星団) 星ナビ'06年1月号入選作品
2005年1月9日 1:55〜0:11
露出:5min×3
レンズ: ペンタックス 105EDHFx0.72レデューサ fl504mmF4.8
カメラ:Nikon D70(IR改) ISO800
ガイド:EM200Bにてノータッチガイド
場所:自宅

一般にすばる、プレアデス星団と呼ばれているおうし座の散開星団。ふつうの視力の人で6〜7個の星が見え、目のよい人なら10個以上観察できるといわれています。双眼鏡ではこれが60〜70個、大口径双眼鏡では、約140個もの恒星の集まりであることがわかります。青白い高温の星の集まりで、約5000万年というひじょうに若い星団です。

写真では星のまわりに青い星間ガスが広がっているのがわかり、画像処理によって星が隠れるほど星間ガスを浮かび上がらせることができます。


2005年8月7日 3:54〜4:15
露出:10min×2
レンズ:105EDHF fl700mmF6.7
カメラ:Nikon D70(IR改) ISO800
ガイド:EM200B、BORG76ED+ST-4にてオートガイド
場所:自宅


半年ぶりに撮影したプレアデスです。8月になると夜明け前には天頂近くまで昇っています。撮影は簿明に入っていましたが、10分露出したので良く写りました。あと2枚撮影していましたが、ガイドエラーで使えず残念でした。

下の半年前の写真と比べると、空の状態、気温などのハンデがあるのに、写りは今回の方がいい感じです。ちょっとは腕が上がったかな?(笑)
2005年10月7日 0:16〜1:24
露出:8min×5
レンズ:ε-160 fl530mmF3.3
カメラ:Nikon D70(IR改) ISO800
ガイド:EM200B、BORG76ED+ST-4にてオートガイド
場所:自宅
自宅でメローぺ南の黄、赤の星雲が写るかどうか試してみました。結果はかなり良く出ているようです。EDHFではうまく出なかったので、自宅からではバックグラウンドに埋もれてしまっているのかな?と思っていましたが、そうではなかったようです。
イプシロンは非常にシャープなので、刷毛ではいたような星雲の形が良く出ています。
プレアデスは写すたびに淡い部分が出てくるのでおもしろい対象です。淡い星雲は写野からずっとはみ出しているので、全体を狙うのもいいですね。
2006年10月21日 23:46〜24:12
露出:8min×4
レンズ:ε-160 fl530mmF3.3
フィルタ:LPS-P2
カメラ:Nikon D50(IR改)ISO1600
ガイド:EM200B、BORG76ED+DSI-PROguider
場所:美海町潮吹き展望台


強風と雲の通過のため10枚中4枚しか使えませんでしたが、淡い部分を浮き上がらせることが出来ました。でも空の暗いところではもっと写るはずなので、また遠征したときに挑戦してみようと思います。
M45(すばる、プレアデス星団)
2006年10月27日 23:00〜24:12
露出:8min×8
レンズ: ε-160 fl530mmF3.3
フィルタ:LPS-P2
カメラ:Nikon D50(IR改)ISO1600
ガイド:EM200B、BORG76ED+DSI-PROguider
場所:自宅


潮吹き展望台では星像が肥大して満足いく写真が撮れなかったので、自宅で撮影し直しました。当夜は透明度、シンチレーションともまずまず良く、かなり淡い部分まで出ています。でも星の数をみると下の潮吹き展望台とは全然違います。自宅は条件が比較的良いとはいえ、遠征先とは空の暗さが全然違うというのを実感しました。