西暦1054年に出現した超新星の残骸。M1は、あらゆる電磁波で明るく輝いていて、電波ではTau A、X線ではTau X-1、X0531+219と呼ばれています。M1の元となった星は、中性子星(16等)として残っており、この中性子星から約30分の1秒ごとに電波やX線が放射され、かにパルサーとして有名。中性子星の大きさは直径約20kmほどしかありません。大望遠鏡ではその構造がカニの足のように見えることから、ロス卿がかに星雲と命名しました。小口径望遠鏡では、佐渡ケ島のような形に見えます。

2倍テレコンバーターを装着したので焦点距離2000mmですが、それでもまだ焦点距離が足りません。縦横約1/2にトリミングしたので4000mmでこれくらいの画角になります。

M1(カニ星雲)
2007年2月20日 0:14〜0:56
露出:10minX4
レンズ:SE200N fl1000mmF5+comacoreU+2xteleconverter
カメラ:Nikon D50(IR改)ISO1600
ガイド:EM200B+BORG76ED+
      2xbarlow+DSI-PROguider
場所:自宅
一部トリミング