はじめてまともに撮れた星野写真です。
他の用事があって早起きして、空が綺麗だったので用事をしながらシャッターを押していました。何気なく液晶に映った画像を見てびっくりしました。銀河が真っ白で暗黒帯がクッキリ出ています。これはスゴイ!と本腰を入れて簿明まで撮り続けました。

撮影途中で何度か車が通ったので左下にカブリがでて画像処理していますが、処理しきれない部分はトリミングしました。露出時間が多いので、アンタレス周辺の散光星雲がそこそこ出ています。銀河の色は?イメージ通りになりません。構図はもっと東に寄せたいところですが、これ以上東に寄せると低空のカブリがひどくて使えないのでしょうがないです。南中した頃時間をかけてもう一度撮影してみたいと思っています。
さそり座・いて座の銀河
2005年4月6日 3:26〜4:06
露出:10分×2枚,5分×4枚
レンズ:SP AF28-75mm F2.8 XR Di → 28mmF3.5
カメラ:Nikon D70(IR改)
ガイド:EM200Bにてノータッチガイド
場所:自宅
一部トリミング
さそり座・いて座の銀河
2006年5月3日 1:59〜2:50
露出:10分×4枚
レンズ:SP AF28-75mm F2.8 XR Di → 28mmF4
カメラ:Nikon D70(IR改)
ガイド:SN3にてノータッチガイド
場所:自宅
昨年撮影した場所を再度撮影しました。透明度が良かったので銀河の淡い部分が良く写っています。左下のカブリや周辺減光を補正してバックグラウンドを出来るだけ均一にしたので、昨年の作品よりは見栄えがすると思います。。
この場所はカメラのモニタ上に銀河と暗黒星雲がクッキリ見えるので、何度撮影してもゾクゾクします。
ただし輝度の差が非常に大きいので、階調をうまく割り振るのが難しいですね。たとえばさそり座の頭部の淡い星雲と銀河中心部の明るい部分だけ階調を広げて、その中間の階調を狭める工夫をしないうまく表現できません。それにデジタルでは画像の荒れを抑えないといけない、またレンズの欠点が出やすいので銀塩より難しい印象です。
ですが感度、コントラストの面では銀塩に勝っているので、処理次第で見栄えのするビビッドな画像が得られると思います。それに短時間露出をコンポすればいいわけですから、ノータッチガイドで気楽に撮影できるのがいいですね。
いつかはもっと画素、ビット数の多い安価な一眼デジカメが出るでしょうから、そうなると画像処理はずっと楽になると思います。
近い将来こんなお気軽撮影スタイルが流行るかもしれません。