2006年6月12日 2:37〜3:25
露出:10min×4
レンズ:FS60C+7885(x0.85reducer) fl302mm F5
カメラ:Nikon D70(normal) ISO800
ガイド:EM200Bにてノータッチガイド
場所:自宅
スタークラウド付近の銀河です。
暗い空なら肉眼でも上の写真に近い形を認めることが出来ます。
スタークラウドとは銀河が非常に濃く見える部分で、写真中央の四角い銀河のかたまりを指します。メシエが星雲と間違ってM24と名づけたといわれています。
このスタークラウドを鼻先と見立てて、写真では銀河の濃い部分が左上を向いているロバの顔に見えることから、この付近はバンビと呼ばれています。
バンビの首もとに当たる部分に丸い散光星雲があり、バンビの首飾りと呼ばれています。ノーマルD70で撮影したので、この写真には赤い散光星雲は写りませんでした。
またバンビの耳にあたる付近に綺麗な星列があり、これはバンビの耳飾りと呼ばれています。
2007年5月20日 1:26〜3:16
露出:7min×8
レンズ:ε-160 fl530mmF3.3
フィルタ:LPS-P2
カメラ:Nikon D50(IR改)ISO1600
ガイド:EM200B、BORG76ED+DSI-PRO+PHDGuiding
場所:自宅
オメガ星雲の南、三裂星雲の北にウマの頭のように天の川の星が見える部分があり、それをバンビと呼んでいます。(下の写真参照)
暗い空では肉眼でも何となく見えますし、広角の双眼鏡では星がギュッと集まってきれいです。上の写真では右上にその一部が写っています。バンビが左上を向いている感じですね。
バンビの首元には赤と青の小さな星雲があります。真ん中に写っている星雲で、バンビの首飾りと呼ばれています。赤い星雲はIC1283、IC1284青い星雲はNGC6589という番号が付けられています。この解像度ではあまりわかりませんが、バンビの首飾りのまわりに極薄い散光星雲があるようで、その下のバンビの首の部分にも比較的濃い散光星雲が星に埋もれて写っています。
恒星の輝きをきれいに出したいと思い控えめ処理にしてみました。淡い星雲をもっと出せるのですが、強調すると星の色がとんでしまいます。天の川と淡い星雲を同時に表現するのは難しいです。