はぁ〜、終わっちゃいましたね〜・・・いつもながらコッチの世界に戻ってくるのに時間がかかるpaulineですが、遅ればせながらレポもどきの感想を。 「生はスゴいんです!」 (←なんかヤバい響きだなぁ・・) と周囲に言い続けて早2年・・ と言いつつ、白状します。 今、半ば放心状態の私はあのドラマ『敵は本能寺〜』のときと同じく、またしても玉木さんに土下座!な気分なのです。なぜなら・・直前までは心のどっかでは信用してない部分があったから(愚) 年上なせいかな、どうしても母親的な「大丈夫かえ?」って目線が入ってしまうのは。 そのこと自体、失礼だったかも。人の可能性を信じるって、難しいね。 もうどうにも降参。ひれ伏し。ごめんね、玉ちゃん。 正直、録画映像で見た先回のツアーのステージは録音のせいもあってか「???」な出来に聞こえ(しかしギョーカイ経験のある友人は「意外に上手いねぇ」と感心してましたが)、RA☆MGのミニライブでしか生玉歌を経験していない私としては、自分の耳に半信半疑な部分も・・・実はあって。 ところが! 結論から先に言うと、「上手かった!」んです。 それはテクニカルな上手さだけじゃなくて、やっぱり「心」の部分かな。 「心を込めて歌う」って手垢のついた表現があるけど、どれくらいの”プロ”にそれができてるか。 もっと声量豊かで声域充分&ピッチも説得力も完璧で、高らかに朗々と歌う・・・そんなアーティストのステージも今までに数々観てきたけど、どこかテクニックに頼ってて薄っぺらな歌い手もいるのも確か。 なのに、これまで経験したことのない「何か」を玉木さんの歌には感じました。 それはこのステージで「もともとCDよりもライブをやりたいって気持が本当は、あって・・・」と控えめながらも力強く&しつこく(笑)言ってた(名古屋でも東京でも言ってたよね?)玉木さんの言葉にすべて表れてるかも。 ―――「ファンに向かって」「人に向かって」「人の心に向かって」歌いたい!―――その気持を、歌ってる彼の姿と声の中に痛いくらいに感じた。(反面、CD録音時には――玉木さん自身があまり自覚してないのか――まだ充分に「人に向かって」歌えてないんじゃないかとも思えました。もったいない。それともやはり録音に限界があるのかな?? 拙ブログでもクラシック・ネタで再三書いてるように、「録音できない」「録音で漉し取られてしまう」響きってのがあるんですよね。それはクラ・オタがよく言う「いい楽器、いい声ほど、その響きの『艶・奥行き』の成分が録音で失われてしまう」ってことかも。やっぱりこの人の喉は最高の楽器なんでしょう。) なのに、歌いまわし方自体が「昭和の歌謡曲」的な湿り気のあるものになってなかったのも、意外だった! これも内心怖れてたこと。ゆっくりめのバラードでも湿度ゼロだった。 懺悔〜。申し訳なしぃ〜。 カッコよかった!紛れもないRockだった! それからも一つ懺悔(どんだけ)。 私、『のだめ〜』の指揮シーンで、「この人、拍感甘いな」と思って、レビューにもそう書いた記憶が・・・。 はい、前言完全撤回! 素晴らしい!!! どのビートも逃さずに身体がバシバシつかみに行く! 見てて気持よかった!& そのバネ入り・ステップを目にして、再び土下座! んで、どこの誰が「踊りは自信がない」って? 個人的には実は後悔もありました。 まず、名古屋では、同行してくださった玉友さんが「長時間暑い中で立ちっ放しなのは倒れるかも」とおっしゃるので2階席にしたこと。「ま、zepp Nagoyaは狭いからステージも近いはず・・・」と思いきや、これが予想以上に遠かった。余談ながら私の左眼には「円錐角膜」という病気があって、普通のコンタクトじゃ矯正し切れない強度の乱視で。(ホントなら特殊レンズがあるのですが、失くして以来、買ってないという・・愚) 結果、「視」えない。 しかもビートの利いた曲では踊りたくてしょうがないのに、2階席だから座ったままでヒザで拍子とる=「地団太ステップ」(苦笑) も〜゛、これがフラストレーションたまりまくりで、踊りたくって、踊りたくって。 あのバネ入りステップの人と一緒に。 かと言って、東京は1階のかなり前の方に居られたのですが、こんどは物凄い人口密度で手拍子すらできないぐらい。腕を挙げたら下げられない、下げたら挙げられない、状態。 「見たい」&「踊りたい」は両立しないんですね(涙) おまけに前に立ってる方の髪の毛を、時々文字通り”食って”ましたし(爆) 私に髪の毛食われた方、すみません(ぺこり) さて、ステージそのものはというと、 ハード面のステージ・セット自体は高さの違う白いハコが並べてあるだけで、Rock コンサートらしくあくまでシンプル。 でもソフト面では本格的なステージング。すごいじゃん!!(当たり前?) 照明のプログラミングも各公演で違ったんじゃないかな? 名古屋では”青”が基調と感じました(東京(@1階席)ではそれが専ら"赤"に)。2階席をめぐる光が青中心になってただけのかも知れないけど、ステージだけでなく会場全体を見渡せたお陰で、実はライティングだけでなく全ての演出に細かな配慮があることを実感できました。間違いなく視覚的なオモシロさも考えてあったよね。 照明スタッフも、ほんとGood Job! 中でも、玉木さんを舞台の後ろ側から手前に向かう角度で昼白色ぐらいの色温度の光で照らした瞬間、そこには、前面陰のまま首筋から肩、二の腕にかけたラインをくっきりと浮かび上がらせた姿が。そのフォルムのあまりの神々しい美しさにそれだけで涙が出てきた・・・。で、肌の色がとってもキレイに見えた。ただの色白ってのじゃなくて、そう、うっすら桜色。今後桜の花びらを目にするたびになぜかポッとしてそうな自分が・・・自分でもキモいですが(苦笑) そして玉木さん自身が撮ったというスライド写真群は本当に上手いし、おしゃれだし! 彼自身を感じさせるナルホドなアイディア。 写真のチョイス、音楽への挿入の仕方やタイミングのデザインも本当にセンスがよかった。 特に、ゆるやかにライブの世界に引き込んでいくのを狙ったと思われるちょっとしたドラマ仕立てのオープニングは「俳優兼」の強みかな。 まだ薄暗いステージへ、下手からうつむき加減でゆっくり現れる彼。そのバックにはモノクロ写真で、ショー・ウインドウにペイントされた「Libraris des Jardins」(「庭の図書館」?)の文字が。よく見れば、そのウィンドウを写してるこちら向きの玉木さんの姿がカメラの向こう側にさりげなく写りこんでた。 それがすごく心にグッと来て・・・何だか理由ははっきりとは分からないけど・・多分、彼がこのステージの「手作り」に最初の一歩から関わってくれてるってことを実感して、だと思う。 そこへアコースティックの弦の音が、一音一音、大事にゆっくりと滑り出し、その洗い立ての木綿の肌合いのような音の感触のまま、大好きなAir’s callへ。 ゾクゾクっとさせる流れ。 で、視覚的効果に貢献してたのは何といっても、ステージ上を左右上下(=高い段、低い段)にぴょんぴょん動き回ってるお方(笑) しかも袖に引っ込むたびに白・黒・赤を中心とした衣装を着替えて現れるという。しかもことあるごとに(?)それを脱いでくれるという(嬉!)。特に私が気にいったのが、背中部分が首元だけつながっててカーテンみたいに左右に割れてる黒の上っ張りね。 一瞬「あ、脱皮中のセミみたい」(殴) って思ったのは内緒にしとこうっと。。(と、全世界に向けて言ってみる) それと、もちろんスタッドがグサグサ刺さった黒革ジャケット。カッコよかった〜♪ その黒革と、汗で光った桜色の皮膚とのコントラストがなんともエロかった〜♪ 旨し! ←喰うなよ? ちょっぴりLAのストリートをウロウロしてるハードゲイっぽい(笑)けど、6分丈みたいなパンツのお陰で「やんちゃ坊主が飛び跳ねてる」感じになってこれがまたカワイかったし! それから玉木製スライド写真で一番心に強く焼き付いたのは、『希望の海』の一番盛り上がるところで映し出された鷲(鷹かな?)でした。右端にオフセットにフレーミング(orトリミング)してある鷲の姿が、ギターリフが大音量で前面に出てうなるところで更に一段階アップに。 これも鳥肌が立った。 そして今回のバンド・メンバー! 素晴らし! 名古屋公演でマフマフのベースを聴いたとき、遠目だからお顔は見えなかったけど高速ストロークのシャキシャキ感に「若いよね」(笑)って直感しました。当たりぃ〜〜!! ノリが最高! &Basket case を生で聴けるとは! それもあのパフォーマンスで! 身体中に響き渡るビートが強烈で、鋭くて、身体の芯に突き刺さってくる感じが心地よくて!(隣の年長の方は耳を塞いでましたが・・・) う〜〜ん、難癖としては・・・ 歌詞が飛ぶよりも気になったのは、3曲目だったか、冒頭、バンドのキーと玉ちゃんのキーが合ってないフレーズがかなり続く場面があったこと。 それは名古屋でも東京でも感じたので私の音記憶がおかしいのかも知れませんが。 それから、確かにMCももっと場慣れすればもっとソツない会話ができるようにはなるとは思う。。。 だけどそうして逆に失ってしまうものが、今の玉木さんにはあるような。 彼の飾らない、口ベタな部分って、魅力的じゃないです? 素敵じゃないです? 一応カンペもあると聞きましたが、それは多分「これを話題にしよう」とかのネタ集みたいで、中には玉木さんが今一番ファンに伝えたいメッセージの核があったろうかと思います。それはしっかと聞き届けた、受け止めた、よね? みんな。 ところがところが、ファンとしては、そんな玉木さんのメッセージだけじゃ物足りない感じで。 隅々まで「玉木 宏」を味わい尽くしたい! (←なんかキケンなニュアンスですが・汗) 人間「た ま き ひ ろ し」・・・って「存在」を、全身で体感できるのはライブだからこそ、なので。こうして玉ちゃん=「俳優業では出せない自分自身を、歌で&ライブで表現したい」って言ってるその人を、身体で感じることができました。 曲の合間、マグボトルからごくごくスロー○・コート(一説には永谷園のお味噌汁・笑)を喉に流し込んでる姿ごときに、感激しちゃう。「あ〜、喉が渇くんだなぁ」って(当たり前ダ)。 それをファンのみんなが固唾を呑んで見守る光景ってのが、これまた異様&けなげで。でも言葉にできない一体感・親密さを感じさせた。 飼い主によく馴れたペットみたいな、ワタシたち(はあと)。 それに客席からのツッコミにタレ目の端っこが更に下がった目尻や、バッサリ「却下」気味にファンの声をあしらうときの嬉しそうに、でもはにかみながら俯くときのドSな瞳の、何と心に美味しいこと。 予定されてたネタそのものよりも、実はそんな瞬間の方にこの人の人柄がにじみ出ていて、「この場に居てよかった!」と思わされました。それに対していちいち「カワイイぃ〜〜っ!!」って反応するファンの方々の姿も、私にはとっても愛おしかった。。。 やっぱりあったかい空間! (あったかいというより、暑過ぎ! 熱過ぎ!だったんだけど。) エンディングの玉木さん作曲・作詞『眠りについた君へ』なんてとどめの一撃。 ズルいよね。 今の彼が等身大のまま、無理せず気負わずに手の届く範囲の言葉、感覚と、音域とメロディで。真っ暗なステージの中にぽつんと一人、ギターを奏でてる人はやっぱりすごく素直で優しくて、あったかい。それがにじみ出てるような曲でした。 周りでどれほどすすり泣きが聞こえたかな。 そして私のマスカラはウォーター・プルーフだったはず(笑) 最後に。 MCは取り上げないことにしたのですが、東京での言葉だけ。「引用」ね。 「今、こんな大変な時代だから、思うようにならないこともみんなにもあるかも知れない。 でも神様はその人が乗り越えられないような壁は与えないと言います。僕もそんなみんなに対して、乗り越えるための『元気をあげる』ことぐらいしか、してあげられない。だからみんなに元気をあげられるように、今の自分にできることを100%の力を出し切ってやりました」 って、声を詰まらせながら=涙をこらえながら(←でしょ?)言ってた。 なんて飾らない、素っパダカな言葉なんだろう!って逆に呆気に取られてしまった。 そして心がガクガク震えた。ここまでの結果を出した人が、やっぱりこんなに低いところまで降りてきて、本当に心の底から自分の気持を自分の言葉でしゃべってる・・・そんな風に感じました。 手作りのステージ・セッティングといい、生の歌声といい、生の肉声といい、会場全体がこの人の皮膚感覚というか、存在感にあふれてて、ファンはその中にすっぽり抱かれているような・・・何とも至福な空間と時間、それが今回のaliveでした。 以上、ご報告というか、私のおバカな感想はこれくらいです。 またしても無駄に長々と書いてしまいました(汗)読んでくださってありがとうございました! まだの方は、どうか一人でも多くの方が彼の生歌を経験されますように。 彼が「生きて」、そこにリアルに「存在して」ることを肌で感じてくださいますように。 最後にもう一度言います! 「生はスゴいんです!」(笑) 以下、蛇足ながら。 ひかり最終に乗り遅れまいと飛び乗ったゆりかもめ線から見た東京の夜景の綺麗なこと、綺麗なこと・・・。 虹のかかったような人工物=レインボーブリッジの周りに、ビル群のイルミネーションが宝石を散りばめたように視界の中に無数に点在してて。名古屋から来た私には眩し過ぎて、「やっぱり東京の勢いには負けるなぁ〜」なんて思えた。 でもその人工物の夜景が人を圧倒するかのように美しければ美しいほど、18歳でたった一人で上京してその中に飛び込んでいった同じ名古屋出身の男の子が、その後何年もの不遇の時代、どれほど自分をちっぽけに感じたか、どれほど不甲斐ない気持と、孤独と、心細さに苛まれて過ごしていたか・・・。それを思うと胸が締め付けられそうだった。。。 本当に美しくて豊かなトウキョウだから。 その18歳の男の子が、さっきステージで飛び跳ねてた29歳のやんちゃ坊主という不思議。 神様、本当にありがとう。今度一回ぐらい、教会行ってあげマス(何様だ)。 そしてタマクラのみなさん、アオイの社長さん、 彼をここまで育ててくださって、いつも彼を支えてくださって、本当に本当にありがとうございます! MゾノさんもMリりんさんも、お姿を見かける度に”team”って言葉を思い出します。 どうか彼を大事にしてください、じゃなかったらファンのみんなが暴動起こしますよ!(←お礼言ってるんだか、脅迫なのか?笑) しか〜〜し、そんでもって・・この声が出なくなったワシの喉、どうするよ。 それは玉ちゃんに合わせて絶唱してたせいというより、 「(Tシャツ)脱いで〜〜!!」「もう一枚!!!」を叫びすぎて声が出なくなったという(バカ過ぎ・・)。 しかもしまいには「脱げ〜〜〜っ!」っていう命令形になってたのも、「全世界に向かって」内緒ね♪ 以上!