殴 者![]() 《公開》2005年9月23日 ワイズポリシー 《監督》須永秀明 《原作》田中雄一郎 《出演》玉木宏 水川あさみ 陣内孝則 マギー 篠井英介 この映画、勝手に「フォトジェニック玉木!大賞」受賞作です。 監督の出自からか、全体を通じてミュージック・クリップのような時間の流れで、回想シーンがモザイクのように割り込んでいく形なので、すぐに「私は今、どこに?」の状態に。しかし映像に織り込まれた色彩と光と陰の美しさはため息もの。暗雷(玉木)や愛次郎(陣内)のモノトーン基調の着物に、月音(水川)の白や赤、小道具の差し色が映えて・・。 格闘技PRIDEのプロモーション的要素もあるのですが、格闘家の筋肉質ボディむき出しの殴り合いより、終始、着物姿の愛次郎や暗雷の立ち振る舞い・視線の凄みの方が遥かに力強く、エロティックです。そして今や玉木ファンの間で伝説となった「美しく&悩ましく蕎麦を食するシーン」は必見!寡黙な玉木の「百を語る」眼の「静」の演技・陣内の舞台役者ばり「動」の演技が秀逸。暗雷の「そばに居たかった」という含蓄のあるセリフの妖しさと、切なすぎるラストが心に残ります。 |