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SPIRIT
《公開》2004年2月21日 スペースシャワーピクチャーズ
《監督》大江利哉
《脚本》鈴木雄一朗 渥美志保
《出演》玉木宏 高岡蒼佑 岡本夕紀子 長谷川潤
《HP》
SPIRITメイキング:Spirit of 玉木 宏
連ドラ『のだめ〜』のレビューを再会する前に。
素玉、素玉と連呼していたせいでふと思い出しまして、
「何で今頃?」&「何で本編じゃなくて?」な、題して「お宝発掘レビュー第一弾」です。
本編も意外にワタシは好きなんですが。
俳優の「素」は必ず芝居ににじみ出るものだとあちこちで聞くが故、買い求めた一品(笑)。
演技から素の部分を差し引いた、正味の演技の部分を確かめたいというのもあって。
2003年の作品ですから売れ始めたころでしょうか。
カメラ目線で語るサマがどことな〜く初々しいところが新鮮。
数あるメイキングの中で余り話題に上ることもなく、「メイキング」というよりは「玉木 宏のハワイ紀行」な感じです。
ビジュは本編と同じく、そして自叙伝の『WHITE』に収録されているショットと同じく金髪チャラ男風。
この本の写真の撮影風景らしきもの(ピンクのブーゲンビレアの前のショットとか)も満載。 ファッションも、あの、サイズもインパクトもデカい黄色のサングラスとか、プリントのド派手なTシャツとか。 (あの本はこの映画の「ついでに」作られたのか?)
ボディも小川先生並にスキニー。「二の腕祭りじゃ!」と騒ぐ気も失せるような細さです。 特に周囲の人間が映画の舞台となったハワイの“ロコ”なもんですから、細さが際立つこと、この上なし。
その上、髪が短いせいで日本人離れした顔立ちとプロポーションまで際立って、健康に日焼けした宇宙人のようです(殴!)。
そんな俳優が、なんとカメラに向かって微笑みながらしゃべる!しゃべる!
でも話すときの穏やかな物腰とか、きちんとした言葉遣い・発声・発音、すべてに気品と節度があって、普段メディア上で目にする「俳優・玉木 宏」像がずっと変わっていないことを実感できます。弱冠23、4歳の青年に気品!ですよ! 節度!ですよ!
今の時代、希少人種(?)ですね。
おまけに、カメラに向かってインタビュアーの一つ一つの問いに、言葉を選びながら真摯に答えていっているのは見た目「金髪チャラ男」なもんですから、そのギャップに何度でも新鮮に驚きます。
ワタシ、正直言って最初は笑えました(殴!)。
見た目で先入観を持つの、本当にいけませんね。
で舞台はハワイ。といってもオアフ島じゃなくてハワイ島の方ですから、圧倒的な手付かずの自然の迫力。 そしてその迫力の自然の前にド迫力の美形な人間が、一見唐草模様に見える(んな訳ない!)ハイビスカス柄のカバーに入ったサーフボード片手に現れるというオープニング。
そしてビーチサイドのパラソルの下、白のポロの胸元をがっつり開けてネックレスを覗かせながらインタビューに答えていきます。
玉木 宏のSpiritとは? 長所は?
将来に向けた目標は?
仲間との過ごし方は?
(ハワイ人の生き方は)自分の生き方と比べてどう?
ハワイアン・スタイルを体感して感じたことは?
気負いもなく、自然で、くつろいで、ゆったりとした話しぶり。
それだけですこぶる魅力的。
「仕事してても遊んでいても楽しんでいられるようにしたい。」
「作品のイメージをストレートに伝えていきたい。」
この頭のちっちゃなクリクリ坊や、インタビューの合間のショットではハワイ島をあっちへ行ったり、こっちへ行ったり、バイクに乗ってみたり、スーパーに行ったり。 何だか可愛いゾ!
そして最後は「ハワイの自由人たちのカリスマ」として慕われているというArthur “Bird” Enriquezという仙人のようなおじさんがこの俳優に「アドヴァイス」をくれます。
それを真剣そのものな面持ちで聞く横顔が神がかり的に美しい。
「上に行き過ぎてはいけない」
「キミはキミでなければ」
「キミは“アタマ”ではなく“ハート”の人だ」
「キミは成功者になれるんだ」
玉木ファンにとって、今となっては余りに感慨深い言葉の数々ですね。
(「Spiritメイキング」レビュー、おしまい)