《発売日》 2003年9月 《発行元》 廣済堂出版
映画の中の各シーン、ロッカーズのメンバーのインタビュー記事とオフショット+監督と脚本家のコメントから構成。玉木記事は全6P、そのうちの写真では、柔らか〜い笑顔2枚と絶品すっぴんアップ1枚が出色。ちょこちょこあるオフショットからは彼の素が垣間見れます。他のメンバーや監督、脚本家も骨のあることを語っていて、読み応えは充分。 礼儀正しく、節度もあり、「借りてきたラクダ?」状態にも見える公の場での彼ですが、このメンバーの中にいるときの無邪気でリラックスしたオフショット画像からは、実は、やっぱり根っこの部分でとてもロックな人なんだなあ、と改めて思わされます。 「孤独ではなく、自立」 タニを言葉で表現したときの、この「自立」を表現するのが難しかった、と玉木は語っています。本編を見れば成果は一目瞭然。でも、この「自立」像には既視感が・・、そう、はしゃぎまくる周囲のノリに、ノって“いかない”キャラや、「何かを究めようと一人で追及している」という点で、ロッカーズの中のタニは「のだめ」の中の千秋なのです。タニを演じたことが、計らずも後に千秋を演じるための布石になった感がします。 玉木自身は「群れていること」が無条件で好きなのかな、と思いきや、この本の中で彼が語る小学校時代からは、タニを連想させる意外な素顔が窺えます。この映画のキャストの中でも同じ立ち位置でいたようで、「どっちつかず、フラフラした感じ」だったといいます。 孤独ではなく、自立 とは案外、玉木自身なのかも知れないと思いました。