1984年頃、ジュピター8を持っていた人ならこのMKS80が発売されたと時「あら!」と思ったでしょう。
雑誌のローランドの広告には音源を16Uラックにズッシリと収納して舞台裏にかくし
マスターキーボードだけをステージに置いているシステムの写真を記載し、その売り文句が「セッティング完了!!」
MIDが出来たばかりの時代、大きなジュピター8を音源にしてラックに収納でき
さらにMPG80によってパラメーターはジュピター8同様簡単にコントロールできる。
そして値段は半分以下、悔しいと思っいませんでしたか?
更に機能を調べると、まず驚いたのはアナログでタッチセンスがあり沢山パッチができた
(ジュピター8では音色は沢山プリセット出来たがデュアル・スプリットなどを加えたメモリーは8個しか出来なかった。)
内容もポールタメント・ソロモード・ユニゾンモード・その他ほとんどの機能がパッチに記憶できそれを
カセットテープではなくカートリッジに保存できた。
またMIDによるパッチ保存も可能になっているしボリューム・ベンド・ベロシティー・その他様々な事をMIDでコントロール出来た。
例えばKX5(ショルダーキーボード)などでポリフォニックで演奏していてKX5のパッチスイッチを一つ押すと
アナログのモノモードのムーグ的ソロが展開できる。
当然KX5のベンドやボリュームそしてベロシティーにポールタメントまでコントロールでき
まさにKX5はスーパーアナログショルダーキーボードになってしまう。
もしピアノタッチ88健のマスターキーボードなど使って重圧なストリングブラスの音をフルボリューム鳴らすものなら天にも昇る気持ちだ。
MKS80は、幅広い色々な音が作れかなり厚い音出る。
最後に私にとってMKS80は夢のようなシンセサイザーだ!
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