０１/０１ おめでとうございます、初心者の頃のお話しです
45年程前ですが当時は休日といえば、冬は狩猟夏は素潜り秋は松茸と、年がら年中何かしら
獲物を求めて這いずり回る休日でした、間違いなく狩猟採集民です、ある年の秋でした
仕事仲間と松茸取りに行く途中に蒼社川の支流を渡りましたがその時です、淳ちゃん
この川にゃ尺位のあめ（アマゴ）が居るんぞ、ふーん、と聞き流しましたが明くる年のお盆です
そう毎日は潜れません、たまには釣りにでも行きましょかい、で蒼社川奥の下り良い所へ
何もわかりませんから５ｍ位のハヤ竿でフナ釣りの仕掛け勿論浮き釣りハリスは一号？
小渕で粘りますがな〜んにも食いません、退屈まぎれに潜ってみましょう、潜りますと？
有ろう事か１０〜２０ｃｍ が群れで泳いでました（後年毎年稚魚放流する所でした）
おいら何か獲物を取ると言う事に関しちゃ執念深いたちでして、な、何で釣れんのやろう？
すぐさま本屋へ渓流釣り入門書購入して、リ、リベンジやあ！！威勢は良かったのです
けれどその年に釣れたのは7寸まで、尺物など夢のまた夢、明くる年の春の事でした
鈍川温泉の上流でにわか雨にあい食堂へ避難しました、女将さんに聞かれます
あんた濡れてしもて何しよったん？おいらあまご釣りですぜ、うちのお父さんも好きでねえ
言いながらアイスクリームボックスから凍らせた８〜９寸のあまご大量に取り出し見せます
おらぶったまげ、こ、こんなに大っきいのがたばでおるんじゃー
ま、負けてたまるかい！その日からでした、重病人が約一名出来上がりましたとさ
