DX7 EFB

YAMAHA DX7

 

当時、高松市のヤマハ楽器店にSG1が入荷して展示され店員さんが

「今までとは全く違う最先端のサウンドですよ!音はコンピューターにつないで作るのですよ。」とのことだった。

確かにTOTOのアフリカで使うことになる馴染みのない金属音だった。

その後、博多のある楽器屋に行った時DX7が置いてあって触って見ると音の作り方が分からない。

今までにない音と周辺機能(タッチセンス・音色プログラム・ポリフォニック・MID・液晶画面・メモリーカートリッジなど)

とても24万程度では考えられないスーパーシンセだった。

これは手に入れ使えるようにならないと、取り残されると思いなんとか購入した。

それまでピアノやオルガンは大きなCP70やハモンドが大荷物だった。

バンド練習はスタジオにあるDX7に私の音色メモリーカートリッジを使用し大きい機材を運ぶことがなくなりました。

※オルガンの音

DX7の6個のオペレータを横一列のアルゴリズムパターンを選び

6個の発信をハモンドオルガンのドローバー低音6本と同じ音階にセットして個別に音量調整し

オーバードライブとロータリー効果を得られるエフェクターを繋いで使用

 

発売時期

1983年

 

価格

24万8千円

 

機能

16音ポリフォニック

アンサインモード・・SOLO,POLY

FM音源

6オペレーター

32アルゴリズム

6エンベロープ

音色メモリー・・32メモリー/カートリッジ

ポールタメント機能

タッチセンス

MID(IN/OUT/THRU)

 

バージョン

発売当時最初のDX7はMID機能が安定していなかった為メーカ修理を受け付けていた。

 

兄妹機種との比較

旧タイプDX7が発売され3年後DX7Uが発売された。

旧タイプDX7の方はかなり鋭い音がするこれぞDX7と言うような。

DX7Uではかなり丸くなりほかの楽器にとけやすい無難な音になったと思う。

またスプリット・デュアルやMID機能のさらなる充実など使いやすくなった。

DX7Uはフロッピードライブのあるものやゴールドパーツを使用した限定物などあった。

機種・・・DX7UD・DX7UFD・DX7US・TX802(音源)

音源TX816などは旧DX7の8台の音源とモンスターマシーンもあった。

キーボード式 6オペレタ/SG1・SG2・DX1・DX5・・4オペレター/DX9・DX27・DX100
音源式 6オペレタ/TX7・TX816・TX802・・4オペレター/TX81Z・FB01

 

旧DX7複数機種の構成

DX7 4台分?入っている機種 SG1・SG2
DX7 2台分入っている機種 DX1・DX5
最高DX7 8台分入れれる機種 TX816

 

当時これまでにない独特な音がした。

鐘などの金属音、アコースティック楽器(アナログシンセに比べるとかなり近い)の音が作れた。

アルゴリズムのフィードバックなどを利用した突き刺すような音、これぞDXの音とデジタル発信サウンドがあった。

私としては旧DX7の方がDXらしい音のイメージです。

 

ミュージシャン

当時ほとんどみんな使用したのではないでしょうか!

トムキャットなどは全面的にDX7が見えるように演奏していたし、テレビで音楽番組をつけるとDX7の字が見えた。

中でもSG1から使用していたカシオペアの向谷実さんは、かなりDX7を使用して評論していました。

その後、有名ミュージシャンがオリジナルの音を作ってDX7の音色カートリッジを発売していた。

 

その他

旧DX7では発表された時、爆発的ヒット商品になった為注文してから納品まで7ヶ月待たされた友人もいた。

旧DX7の欠点・マスターキーボードとして使う時、送信するMIDナンバーが1チャンネルしか使えなかった。

当時、楽器屋やメーカーなどから色々な改造パーツが発売された。

この時代のヤマハは他のMID機器もそれまでの打ち込みの世界では考えられない飛躍的な製品を発売した。

マスターキーボード・・・KX88・KX76・KX1・KX5

シーケンサー・・・QX1・QX3・QX5・QX7・QX21・・・

PCMリズムボックス・・・RX5・RX11・RX15・RX21・・・

デジタルエフェクター・・・REV1・REV5・REV7・SPX90・・・

DX7キャラクター初音ミク

 

使用アーティスト

 

海外

TOTOスティーブ・ポーカロ/デビット・ペイチ)

その他

 

国内

Casiopea カシオペア(向谷実)

トムキャット

その他

 

 (海外・国内、ほとんどのキーボーリストが、一度は使った事があるのでは・・・)

掲示板からの書き込み

2003

DX7といえば、、、 投稿者:わたなべ  投稿日: 2月 2日(日)02時05分55秒

私はDX‐7UDFDでしたね。KBマガジンの特集で, ハモンドオルガンの音作りの特集で、かなり頭を悩ませた ことがあります。デュアル.モードがうまく使いこなせなくて。 確か私の機種は、GRAYMATE−Eとかゆう、改造機種 だったので、内部メモリーが消えてしまい、修理に出した際 ノーマルにもどってしまうとゆうことで、なくなくてばなした次第、 DXシリーズでほしいなーと思うのは、ミーハーですけれど、 キンピカのセンチュリーモデルです。以前楽器屋の友達にきいたら 徳島の楽器屋にあるらしい、でも売らないだろうとのことでした。 一度で良いからほんまもんが見てみたい、、、 コンサート、、一応3月29日(土)、同じ場所で行う予定です。 来週早々に、SUMUSさんのほうで練習します。はじめての 音あわせで、楽しみです。 

DX7U CENTENNIAL 投稿者:わたなべ  投稿日: 4月20日(日)01時28分18秒

ついに、手に入れちゃいました。20年越しの思いが 現実に、、、、感無量。DX7の鍵盤、よく奥の爪が、 折れませんか?私今回で2回目です。とは言ってもながい 間、眠ってたからしかたないかな。長い目でぼちぼち直します。 さいわい黒鍵のほうですので、発光しないほうです。 おもしろいのは、坂出の楽器屋さんも「こんなDX7見たことない これ何?」 マニアにしか判らないでしょうね。 マニュアルも全然、手元にないのでしばらくかかりっきりに なりそうです。音色RAMが一つと、アタリのフロッピーが 一枚、これをもとに音色エデイットするわけですが、昔は めんどくさかったのですが、昨今の優等生シンセよりは あじわいがあっていいかも。また判らないことがあれば 教えてください。よろしく。

わたなべ さんへ  投稿者:EFBisa  投稿日: 4月21日(月)01時45分23秒

前回お会いした時に言っていたものですね! 手に入って良かったですね! 僕はDX7Uは手に入れたことがないのですがKX5の鍵盤はよく折れました。 そういえば鍵盤が光るやつありました。 メーカーだけでなく楽器屋さんがオリジナルの改造パーツとしても売っていましたね。 それ以外にも安い音色メモリーカードとか、その入り口に差したらデスクスタンドのように首が曲がりライトがつく電気スタンド、それから旧DX7でもスプリットやデュアルモードが出来、マスターキーボードとして使用する時、MIDチャンネルを変えれるようにできるやつ(旧DX7では送信MIDチャンネルが1chとしてしか使えなかった。)などなど・・・ 同じ時代を見てきたなべさんには記憶にあると思います。 しかし何と言っても1番必要な機能は、なべさんが言われていたとうりFM音源でしょう。 ブライアン・イノーなどは今でもメイイン的音源として使用しているようだし本体で音を発進しているシンセで珍しい音を作るには一番良いと思います。 なべさんがまた欲しいと思う気持ちよくわかります。

 

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